焼肉の締めは
昨晩は久しぶりに焼肉をした。焼肉屋の本格な焼肉ではなく家のホットプレートで焼くやつだ。知人が海岸でバーベキューをやっている写真を見て、急に焼肉が食べたくなったのだ。
わが家の焼肉はちょっと変わっている。いや、焼肉そのものは普通だと思うが、焼肉の締めがちょっと変わっている。まずは、普通に肉と野菜を焼いて食べる。ごく一般的な食べ方である。もやし、玉ねぎ、キャベツなどの野菜と肉を食べ終わったら、第二部の焼きソーセージに移行する。肉や野菜と一緒に焼いて食べるのではなく、鉄板の上でソーセージだけを焼いて食べる。
肉とソーセージを食べ終わり満足度がピークに達したら、第三部に移行する。これが、わが家の焼肉の締めのプロセスであり、ほかの家ではたぶん、いや絶対にやっていないであろうちょっと変わった習慣である。それは焼きそばである。しかし、普通の焼きそばではない。具も入れず何の味付けもせずに、鉄板の上で単にそばを焼くだけである。しょう油焼きそばでも、ソース焼きそばでも、塩焼きそばでない。言うならば素焼きそばである。皿に残った焼肉のタレを付けて食べる。
この素焼きそば、決して美味いわけではない。「予想以上に美味いので是非一度試してみてください」と言うつもりもない。それぞれの家庭で、その家庭独自の食習慣というものがあると思うが、わが家の焼肉の締めの素やきそば、いつ何がきっかけでこの習慣が定着したのかよく覚えていない。
21 時からは、『35歳の高校生』を観る。米倉涼子が35歳の高校生を演じる学園ドラマ。『ドクター X 』の大門未知子のような豪快でハチャメチャなキャラクターではないが、まあまあおもしろい。物語も佳境に入り、来週が楽しみである。『35歳の高校生』が終わったあと、チャンネルを適当に変えていたらBS朝日で『幸福の黄色いハンカチ』をやっていた。何度も観た映画だけど、また見入ってしまった。結末はわかっているのに、最後に大量の黄色いハンカチがパタパタすると、うるっときてしまう。やっぱり健さんは渋い。
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