[飲食] カテゴリー

食べ物(飲み物)に関する雑談


いざ姫路へ

 4月24日。姫路に行く。目的はもちろん平成の大修理を終えたばかりの姫路城を見ること。12時過ぎに姫路に到着。姫路城を訪れる前にまずは腹ごしらえをする。姫路は穴子料理が有名らしく、『モヤモヤさまぁ~ず2』でさま~ずが訪れたという穴子料理専門店に向かう。さま~ずが食べていた穴子ひつまむしを注文。1膳目はそのままで、2膳目は薬味を入れて、3膳目は出汁をかけてお茶漬け風に食べた。穴子ひつまむしは、うなぎのひつまぶしほどしつこくなく、あっさりしていて美味しかった。どの食べ方も美味しかったが、出汁をかけて食べた3膳目が特に美味だった。税込みで2,500円と、値段も良心的だった。

柊の穴子ひつまむし柊の穴子ひつまむし。2,500円也。超美味でした。

 穴子を堪能したあと目的の姫路城に向かう。駅前の大通りの横断歩道を渡ると姫路城が視野に入る。とっても白い(姫路城を見るのは初めてなので、以前と比べてどれくらい白いのかはよくわからないが)。柊から10分ほどで姫路城に到着する。

姫路城姫路城が視野に入る。遠くからでもきれい。

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ついにアラ還に

 昨日、4月11日に55回目の誕生日を迎えた。ついにアラ還になってしまった。人生の折り返し地点と言われる40歳になったのがついこの前のような気がするが、あれからもう15年も経ったとはとても思えない。25歳から40歳までの15年間と、40歳から55歳までの15年を比べると、後者は前者の倍以上の速度で過ぎ去っていったような気がする。ということは、今後ますます時間が速く過ぎるということなのか。ああ恐ろしや。

 この15年は仕事第一でがんばって来た。これからも仕事第一はたぶん変わらないと思うが、経済的に許される範囲で、美味しいものを食べ、行きたいところに行き、見たいものを見る機会をなるべく作っていきたいと思う。

 夜は妻が近所の近吉(こんきち)という料理屋でごちそうしてくれた。「渡る世間は鬼ばかり」の岡倉みたいな、民家を改装した料理屋で、どの料理もとても美味しかった。前から一度食べてみたいと思っていた鯛めしも食べることができた。

食を楽しむお店近吉食を楽しむお店近吉。外観は普通の民家なので、これがなければ料理屋だとわからない

穴子と野菜の天ぷら穴子と野菜の天ぷら。ほくほくで美味でした

近吉の鯛めし鯛めし。1.5合。6膳分くらいあります。最後の1杯は出汁をかけて食べました。美味でした。

 また、今年もFacebookで多くの方から暖かい誕生日のお祝いメッセージをいただいた。年を取るのは嬉しいことではないが、多くの人に心温まることばをかけていただき、とても幸せな気持ちになれた。皆さん、どうもありがとうございました。

久しぶりに京都を散策

 4月9日。仕事の切れ目と菜種梅雨の合間がちょうど重なったので、京都に出かけることにする。目的地は伏見稲荷大社と南禅寺の2箇所。伏見稲荷は外国人にいちばん人気がある日本の観光地だそうで(意外な場所がランクイン?!外国人が選んだ、日本観光地ランキングTOP30)、そんな人気があるのなら一度行ってみたいと思っていた。南禅寺は、松本清張の作品(『球形の荒野』)で待ち合わせ場所に使われた場所で、テレビドラマで見たときにとても風情があった。また、最近放映された「ブラタモリ」 でも南禅寺の境内を走る水路が取り上げられていたので、ここにも是非行きたいと思っていた。

 JRの昼特切符を利用するとおよそ半額で京都を往復できるので、10時過ぎの電車に乗り、京都発17時前の電車で帰ることにした。京都駅で奈良線に乗り換えて稲荷駅に到着したのが11:10ごろ。伏見稲荷の境内を通り抜け、予約していた瑞石庵という自然薯料理の専門店に直行。五穀米に自然薯をかけて食べる。自然薯はまろやかでとても美味しかった。大満足。

自然薯料理の店瑞石庵自然薯料理の店瑞石庵。伏見稲荷を出てすぐのところにある

瑞石庵の料理瑞石膳。五穀米たっぷり3膳に自然薯、味噌汁、炊合せ、麸の田楽、香の物、デザートなどがついて2,300円。満腹になりました。

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本当のグルメ

 食通のSさんに「あの店はどう?」と聞くと、「あんなところが美味しいって言うような人は味音痴や。味がわからん人が行くような店やな」というような答えがよく返ってくる。残念ながら私は、Sさんの言う味音痴のようである。Sさんがけなす店に、美味しいと思って喜んで行っているからだ。

 Sさんは誰もが認める食通ではあるが、プロの料理人でもなければ、プロの料理評論家でもない。プロであれば、料理に対する厳しい目は必要なのかもしれない。しかし、一般人で必要以上に舌が超えていることは、幸せなことなんだろうか。

 私もごくまれに不味いと思う店もあるが、関西で心底まずい店なんてまずないし、そんな店はすぐに潰れてしまうだろう。そんな中で5年以上続いている店は、それなりに美味しいんだと思う。実際にたいていの店は美味しいと思う。

 美味しいと思う店がめったにない舌が超えている人と、私のようにどこに行っても美味しいと思うような味音痴の人間では、後者のほうが幸せなんじゃないかなと思う。どんなところで、何を食べても美味しいと感じるのだから、単純に考えて得である。

 料理の話からは少し離れるが、私は若いころちょっとした映画通だった。世間で評判がいい映画を観に行くと、たいてい「こんな映画がおもしろいと思うような人は、映画のことがわかっていない。本当の名作を観たことがない人だ」などと思っていた口だ。しかし、今ではどんな映画を観ても、よほどの駄作でないかぎり、おもしろかったと思うし、しっかり楽しむことができる。そう考えると、若いころはずいぶん損をしていたと思う。

 私は、一応文章を書くことを生業としているので、ことばの使い方や文章については、ついつい厳しい目で見てしまうし、そうあるべきだと思う。しかし、それ以外の分野では、小難しいことを言っていないで、どんなものでも肯定的にとらえて楽しめるほうが、人生楽しいような気がする。

 「グルメ」を広辞苑で引くと「食通。美食家」となっている。さらに、「食通」を引くと「料理の味などに通じていること。また、その人」となっている。ということは、Sさんのような人がやっぱりグルメということになる。将来、グルメの定義に、「どんなものでも美味しいと言って喜んで食べる人」が加わるなんてことは、やっぱりないのかな。

海へ

 久しぶりに神戸を訪れる。兵庫県民でありながら神戸に行くことはあまりないのだが、妻が神戸にあるスペアリブの美味しい店とパンケーキが評判の店に行きたいと言うので、それに付き合うことになった。

 どちらの店もハーバーランドのumieという商業施設にある(「Ha・Re」「神戸阪急」「神戸モザイク」という3つの商業施設が統合され、2013年4月18日にumieという名称でリニューアルオープンしたらしい)。11:40ごろJR神戸駅に到着。umie内のトニーローマという店に直行。ポートタワーと海が見える開放的でとってもアメリカンな雰囲気のレストランだ。お目当てのスペアリブとコブサラダを注文。リブは評判どおり美味しかった(ただし、手がねちねちになるのが難点)。

トニーローマのスペアリブ

 トニーローマでランチを食べたあと、ハワイ発のEggs 'n Thingsという店に向かう。行列に並ばないと入れないとは聞いていたが、すでに長蛇の列ができている。仕方がないので列の最後尾に並ぶ。待つこと1時間10分。ようやく店内に案内される。妻はお目当てのパンケーキを注文。私はアイスコーヒーだけにした。しばらくして運ばれてきた生クリーム山盛りのパンケーキに仰天。何も付けなければ、それほど甘くない。「1枚だけ食べる」と言っていたのだが、ついつい2枚食べてしまった。

Eggs 'n Thingsのパンケーキ

 店内からは海も見え、開放感がありハワイの雰囲気が漂っている。ずいぶん前に行ったハワイにまた行きたくなった。大小さまざまな観光船が出入りしているのも見える。 普段海を見ることがない内陸部に住んでいる者は、たまに海を見るとテンションが上ってしまう。

umieの海の広場

 普段は大阪にばかり行ってしまうが、海が見える神戸ハーバーランドはなかなかいい。兵庫県民でもあることだし、これからはもっと神戸に来ようと思った清々しい初夏の1日だった。

近畿大学水産研究所に行ってきました

 話題の近畿大学水産研究所に行ってきた。妻の両親の金婚式のお祝いをするためである。ずいぶん前から計画していたので予約をして行くことも可能だったのだが(2か月先くらいまでは予約でいっぱいらしい)、予約だとメニューが限定される(コースのみ)とのことだったので、毎日50席用意されるという当日席狙いにすることにした。店に電話で聞いてみたところ、平日なら4時半くらいから並び始めるとのこと。せっかくのお祝いで席が確保できなかったらしゃれにならないので、安全を見て4時20分くらいに着くように家を出た。

 グランフロント大阪の近畿大学水産研究所に着いたのは4時15分ごろ。だれも並んでいない。いちばん乗りだ。指定の場所で並んでいると、次々と人が並び始めた。4時半にはもう10組くらい並んでいただろうか。待つこと45分。開店時間になり席に案内してもらった。しばらして妻の両親と妹が来る。

 近大卒の鮮魚のお造り、マグロとアボカド最中、平目生春巻きなど、手当たり次第に注文。私以外は飲まないので皆食べることに必死。どの料理も美味しく、食べ物が瞬速で消えていく。6時半にはもう皆満腹状態になっていた。最終的に18種類25皿の料理を平らげた。大量に食べたので支払いがちょっと心配だったのだが、5人でこれだけ食べて21,200円。3~4万は覚悟していたので拍子抜けするほど安かった。両親にも喜んでもらえてよかった。

 予約を取るのは大変だけど、平日なら30分前にくれば十分席が取れることがわかったので、また来たいと思う。

近大マグロと選抜鮮魚のお造り盛り

平目生春巻き

カレー豆腐を作ってみた

カレー豆腐

 基本的にランチでは糖質制限をしないことにしているのだが、実験を兼ねてカレー豆腐なるものを作ってみた。米の代わりに豆腐を使って、カレーライス風のものを作ってみようという試みだ。これを思いついたのは、COOKPADで「豆腐のチャーハン風」というレシピを見つけたからだ。豆腐でチャーハン風のものができるのであれば、それを使ってカレーライス風のものもできるに違いないと思ったのだ。

 朝から木綿豆腐の水切りを行い、COOKPADのレシピどおりに「豆腐のチャーハン風」を作った。手順に従って作ったら簡単にできた。カレーは買い置きしているいなばのタイカレー(いなばチキンとタイカレー・レッド)を使った。出来上がった豆腐チャーハンに温めたタイカレーをかけて完成。米と同じ食感とは言わないが、十分カレーライスの代わりになる。というか、これはこれでカレー豆腐という料理として十分に美味しいような気がする。たまに、カレーライスの代わりに食べれば糖質もばっちり制限できていい。今日の実験は大成功。また、いろいろ挑戦してみたい。

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朔日餅を完全制覇

 赤福に朔日餅なるものが存在することはずっと前から知っていた。しかし、それは単に毎月1日に作られる普通の赤福餅のことだと思っていた。あるときテレビ番組で赤福の朔日餅が取り上げらていて、自分が完全に誤解していたことを知った次第である。

 朔日餅とは、1月を除く毎月1日に赤福で販売される餅。赤福本店および三重、愛知、大阪、兵庫の4府県の直営店でしか購入できない。しかも1日のみの予約販売で、その日に取りに行けない場合は売ってもらえない。わが家から最も近い直営店はJR大阪三越伊勢丹店である(朔日餅@赤福を参照)。ちょうど今年の2月の立春大吉餅から買えたので11種類を完全制覇したいと思ったのだが、毎月1日に餅を取りに行くのはけっこう大変だった。妻が仕事の日は仕事の帰りに取りに行ってもらったのだが、1日がいつも平日だとは限らないので、私も何度かわざわざ大阪まで朔日餅を取りに行ったことがある。

 そして今日12月1日は今年最後の朔日餅の日。12月の朔日餅は雪餅だった。これで、全11種類の朔日餅を完全制覇したことになる。大したことではないが、ちょっとしたやり遂げた感がある。

赤福の12月の朔日餅(雪餅)

 朔日餅はどの月も美味しかったのだが、あえて私のベスト3を選んでみることにする。

第1位: 10月(栗餅)
赤福の10月の朔日餅(栗餅)

第2位: 5月(かしわ餅)
赤福の5月の朔日餅(かしわ餅)

第3位: 4月(さくら餅)
赤福の4月の朔日餅(さくら餅)

 来年も毎月買えるかどうかはわからないが、特に美味しかった月のはできれば買いたい。朔日餅の全11種類の写真はこちら

『アラビアのロレンス』とインデアンカレーと夫婦善哉と

 TOHOシネマズなんばに『アラビアのロレンス』を観に行って来た。映画の黄金時代に生まれた特に素晴らしい傑作娯楽作品を選び出し1年間にわたって上映する「新・午前十時の映画祭」という企画で上映された作品である。

新・午前十時の映画祭『アラビアのロレンス』

 この映画を初めて観たのはいつで、どのような形で観たのかははっきり覚えていないのだが、強烈な印象が残っていたので機会があれば、映画館の大スクリーンで観たいと思っていた。午前10時前になんばのTOHOシネマズに到着。CMや映画の予告に続いて『アラビアのロレンス』が始まる。開始して10分ほどでスクリーンにアラビアの砂漠の風景が広がる。この映画、全編の2/3以上が砂漠のシーンなのだが、映画で描き出される砂漠の世界がゾクゾクするほど美しく素晴らしいのである。砂漠を愛し、アラビア人になろうとした男を壮大なスケールで描いた『アラビアのロレンス』を思う存分堪能した。4時間という上映時間の長さを感じることはまったくなかった。

 アラビア人になろうとしたロレンスはアラビア人の心を掴みアラブの英雄と讃えられるのだが、次第に自分がアラビア人にはなれないことに気付いて苦悩する。この映画で描きたかったことは何だと聞かれたら、「結局人間は自分以外の何者かになるなんてことは不可能だということだ」と答えるべきなんだろうか。私には正解はわからないが、砂漠とラクダとアラブの世界を疑似体験できるこの映画が私は大好きだということだけは間違いない。

インデアンカレー

 午後2:00に映画が終わり、インデアンカレー南店に向かう。サラリーマン時代にしょっちゅう食べていた甘くて辛い不思議なカレー。1年ほど食べてなかったので無性に食べたくなった。カレーを食べ終わったあとは、久しぶりにミナミをそぞろ歩きする。少し前にNHKのドラマでやっていた法善寺の夫婦善哉はリニューアルされてきれいになっていたような気がする。

夫婦善哉@法善寺横丁

 新・午前十時の映画祭はほかにも素晴らしい作品が目白押し。『風と共に去りぬ』『2001年宇宙の旅』『ベン・ハー』は是非観たい。また、「『ニュー・シネマ・パラダイス』もおもいしろいので是非」と薦めてくれた人もいたので、時間があればこれも観てみたいし、『フォレスト・ガンプ/一期一会』も観たことがないので、できればこれも観てみたい。新・午前十時の映画祭の上映作品一覧はこちら

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適正価格のハンバーガー

 昨夜テレビ東京系列で放映されたカンブリア宮殿で取り上げられていたモスバーガーは数多くあるハンバーガーショップの中で私がいちばん好きな店だ。以前は川西にも店舗があったので時々食べていたが、数年前に川西から撤退したため久しく食べていない。カンブリア宮殿を観ていたら無性にモスバーガーが食べたくなった。

 早速店舗検索をしたところ、最寄りの店舗は隣の池田市にあることが判明した。自転車で20分といったところか。この炎天下を自転車で20分も走るのはかなりきついと思われたが、一度行きたいと思い出したらなかなかその気持を抑えられない。ということで、タイヤに空気を入れて、せっせと自転車をこいでモスバーガーに行ってきた。注文はいつもどおりのテリヤキバーガーとチリドッグ。モスバーガーで、これ以外のものは食べたこととがないような気がする。

モスバーガー

 番組(不動の人気を博す!日本生まれのハンバーガーチェーンの秘密)でも言っていたが、モスバーガーは決して安くないし、注文後の待ち時間もけっこう長い。それでも、これだけ人気があるのだからすごい。番組内で、「なぜ安売り競争をしないのか」という質問に対して、櫻田社長は「ハンバーガーに限らずものには適正価格というものがある。私たちはハンバガーをその価値に見合った適正価格で提供するだけ」といった内容のことを言っていた。

 価値に見合った適正な価格。自分の仕事についても、これが適正価格だと堂々と言うことができ、その価格をお客さんが喜んで払ってくれるようになりたいものである。また、私たちは自分が報酬を受け取る際は「安い」と文句を言い、逆にお金を払う際は何でも「高い」と思いがちである。物やサービスの対価を支払うときは、それが価値に見合ったものであれば「高い」などと思わずに喜んで支払うという気持ちを持たないといけないと思ったモスな1日でした。

 モスバーガーさん、川西店復活させてください。よろしくお願いします。

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