ひとり焼肉、ひとりカラオケ、ひとり鍋、ひとり酒
ひとり焼肉専門店「ひとり」に続いて、ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」が明日 11 月 25 日にオープンするらしい(「ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」体験してみた!」を参照)。焼肉にしてもカラオケにしても、こういう店が成立するということは、それだけ需要があるということなんだろう。「FNN ニュース: 1人カラオケの専門店」によると、一人しゃぶしゃぶの専門店もあるという。
こういう「おひとり様市場」が拡大しているのは、人との関わりを避けて、いろんなことをひとりで楽しみたいという人が増えているからなのか、それとも本当は大勢で行きたいけど、なかなか一緒に行く人が見つからないからなんだろうか。もちろん、そういうところにひとりで行くのが楽しい人は、それを楽しめばいいと思うが、私個人としては焼肉も鍋もカラオケもひとりで行きたいとは思わない。特にカラオケについては、大勢で行くこともあまり好きではないため、ひとりでなんて考えられない。
人とつるんだり他人に付和雷同したりせずに、いろんなことをひとりでやろうとする「ひとりで」精神は大切だと思うが、こういう「ひとりで」は寂しくてよろしくない。
ひとりで行っても寂しくないのは映画と飲み屋である。映画はむしろひとりのほうがいいとも言える。それと、カウンターがある居酒屋やバーなどにひとりで行くのもけっこう好きだ。友人と、ああだこうだとしゃべりながら飲むのも楽しいが、知らない店にふらりと入って、店の人としゃべったり、何回か通っているうちに常連さんと顔見知りになったりするのもなかなか楽しいものである。
ここ数年は、健康上の理由と経済的な理由から、ひとり飲みを控えていたのだが、最近どうしても行ってみたい店ができた。カウンターが中心の関東煮の店だ。関東煮は「かんとだき」と読む。おでんのことである(厳密に言うと、おでんと関東煮は別のものらしいが)。近いうちに行ってみることにする。
「おひとり様市場」の拡大に伴い、今後はどんなひとり専門店が登場するんだろうか。自分にぴったりのひとり専門的が登場したら行ってみたいけど、個室でひとりでひっそりと飲む「ひとり居酒屋」だけはごめんだ。
comments
私も映画は、学生時代もほぼ一貫して「ひとりで観る」タイプだったので、今の家内と一緒に映画に行くようになって、最初はちょっと困りました。家内は見終わったあとでいろいろと感想をしゃべりたいクチ、私はあんまりそういうことをしないタイプだったのでw
お酒は、かつて1回だけひとりで飲みにいったことがありますが、ちょっとダメでした。当時はまだ「お酒が好き」というより「お酒を飲む場」が好きなだけだったのかも。今なら逆に平気で行けそうだけど、その機会がなくなりました。
baldhatter さん、コメントありがとうございます。映画は、たとえ誰かと一緒に観たとしても、結局はひとりで観ていることになるので、一緒に観ることの意義がわかりません。ひとり飲みは、それが適した店と、適さない店があります。ひとり飲みにぴったりの店を見つけると、なかなか楽しいものですよ。是非一度挑戦してみてください。