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個人的な挑戦を社会貢献に変えられるサイト

 3 カ月で 10 キロのダイエットをする。1 日 5,000 歩以上のウォーキングを 1 年間続ける。○○ に関する本を 100 以上冊読む。挑戦のレベルや難易度は別にして、このような個人的な挑戦に取り組んでいる人は多いと思う。私も今年の元日に、「筋トレを 1 年間続ける」や「That's 談を 1 年間継続して書く」などといった、ごくありふれた目標を掲げ、今のところなんとか続けられている。

 このような自分自身の挑戦を、社会貢献という形に変えている有名人は多数いる。元阪神タイガースの赤星憲広氏が現役時代、全国の病院や福祉施設に、自身の盗塁数と同じ数だけ車いすを寄贈していたことは有名である。また、ソフトバンク・ホークスの和田毅投手が、自分の投球数や成績に応じて世界の子どもにワクチンを寄付していることもよく知られている。最近知って驚いたのが、読売ジャイアンツの内海哲也投手の活動だ。2008 年から、奪三振と同数のランドセルを児童養護施設に寄贈する活動に取り組んできていたらしい(内海こそ元祖伊達直人じゃないか)。しかし、このような自分自身の挑戦や頑張りを社会貢献に変えられるのは、プロのスポーツ選手だからこそ、有名人だからこそできることであって、一般人には関係のないことだと思っていた。

 しかし先日、ワールドビジネスサテライトを見ていて、一般人の個人的な挑戦を社会的な貢献に変える仕組みを提供している組織があることを知った。それは JustGiving Japan という組織である。

 JustGiving Japan は、「自分が何かをチャレンジすることで、それを応援する人が寄付をしてくれる」仕組みを提供しているサイトである。もちろん、寄付金は自分に入るのではない。自分が指定した、特定の NPO や分野に寄付される(寄付先の支援先団体一覧)。

 たとえば、10 キロ減量のダイエットに挑戦するとする。寄付先として、たとえば、海洋生物の保全活動を行っているエバーラスティング・ネイチャーという団体を指定する。この挑戦を応援してくれるサポーターが寄付をしてくれると、その寄付金がエバーラスティング・ネイチャーに支払われるという仕組みだ。

 川西市出身の元ヤクルト・スワローズの古田敦也氏(チャレンジはホノルル・トライアスロン完走)など、有名人も参加しているようであるが、ほとんどは一般人のささいなチャレンジである。中には、「なんのためらいもなく3秒でバンジージャンプを飛びます」といったユニークなチャレンジもある(チャレンジ一覧はこちらで見られる)。

 普通であれば自分の達成感と満足感だけで終る個人の挑戦が、社会に役立つなんてすばらしい仕組みだと思う。そして、応援してくれる人(サポーター)がいることで、自分の挑戦に対するモチベーションも維持できるので、一石二鳥だ。挑戦をするのはいやだという人も、サポーターという形で社会貢献でききる。自分も伊達直人になりたかったけど、勇気がなかったという人もこのプログラムでタイガーマスクになってみたらどうだろうか。

 私も、近いうちに是非このプログラムに参加して、たとえ少額でも社会に貢献してみたいと思う。でも、どんな挑戦に取り組もうか。それをまず決めないとなあ。

 





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