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コンピューターやインターネットに関連する雑談


旅行の思い出を残すためにフォトブックを注文してみた

 4月8日から11日まで、念願の八重山諸島に行ってきた。想像したとおりの美しい海を堪能しのんびりとした南国ムードを味わってきた。あまりにもきれいな景色だったので写真を撮りまくったのだが、せっかくの思い出を通常のデジタル写真としてPCや普通の記録媒体に残しておくだけというのも何かもったいない気がして、富士フイルムが提供している「フォトブック」というサービスを利用してフォトブックを作ってみた。

 専用のソフトウェアを使って、写真をトリミングしたり、傾けたり、フレーム加工したりして、自由にレイアウトすることができる。文字入れも可能。値段は、フォトブックのサイズ、装丁、ページ数によって変わる。装丁はソフトカバー、サイズは205 x 145 mm(文庫本2冊程度の大きさ)、ページ数は40を選んでレイアウトしてみた。40ページに115枚の写真をレイアウトすることができた(1ページ平均2.8枚ほど)。料金は3,711円。コンビニ受け取りを選ぶと送料は無料になる。

 注文後10日ほどで完成を知らせるメールが届き、コンビニに受け取りに行ってきた。通常のプリントと変わらない画質で、装丁もしっかりしている。出来上がりはこんな感じだ。

フォトブック 文庫本2冊ほどのサイズ。

フォトブック 中はこんな感じ。

フォトブック 文字入れや写真のトリミング、回転も可能。

フォトブック イラストを入れてみた。

フォトブック 背景もページ単位で自由に変えられる。

フォトブック フレーム処理をしてちょっと立体的にしてみた。

 銀塩フィルム時代は、大事な写真はアルバムに貼って整理していたが、デジタル写真になってからは、単にPCなどのフォルダに無造作に放り込まれているだけで、実際のところどんな写真があるのかもあまりよくわかっていない。これぞという写真は、フォトブックのようなサービスを利用して、アナログ化しておくのもよいかもしれない。最小サイズで最小ページ数であれば、1,000円程度で作れるので、また利用したいと思う。 

SkillPagesからの招待に注意!

 先日、それほど親しくない知人から以下のようなメールが届いた。

差出人: XXX XXX(知人の名前) via SkillPages Team
件名: XXX XXX has added you on SkillPages

Hi!
XXX XXX (知人の名前) wants to connect with you on SkillPages

Continue(リンク)

 記載されている名前の知人がそれほど親しくもない人であり、何となく怪しそうだったので、リンクをクリックすることもなく放置していた。そして、今日また同様のメールが届いた。

差出人: XXX XXX(知人の名前) via SkillPages Team
件名: Your invitation from XXX XXX is about to expire

Hi!
XXX(知人のファーストネーム) is waiting for you to accept this pending invitation.

Continue(リンク)

 念のためググってみると、「うっかりリンクをクリックしてしまい、迷惑メールをばらまいてしまった」といった旨のブログがいくつかヒットした(参考: 迷惑メール「SkillPages」を送ってしまいました!申し訳ありません(お詫び))。このメールの正体はどうやら、ランダムに勧誘のメールを送る迷惑メール(なりすましメール)だったようである。

 皆さん、SkillPagesのメールが届いたら、決してリンクをクリックしないように注意しましょう。 

レンタルモバイルルーターを利用してみた

 入院中にインターネットに接続するための方法として、イー・モバイルのEMチャージというサービスに申し込もうと考えていた。これは、契約時にルーター代として1万円を支払い、この1万円がそのままプリペイドのルーター使用料として使用できるサービスである。使用料は1日あたり630 円で、プリペイドした1万円は380日間有効。利用したい日を任意に指定できる。たとえば、月3日の利用であれば1,890円で済むので、常時ルーターを利用する必要がない人にとっては便利なサービスである。

 入院の日程が決まったのでイー・モバイルに電話してみたが、ルーターの発送に1週間ほどかかるとのこと。入院の前日までには届かない。弱ったなあと思っていたら、ツイッターでイーモバイル レンタルというモバイルルーターのレンタルサービスがあることを教えてもらった。早速電話してみると、午後4時までに申込めば翌日に届けてくれるという。料金は1日あたり525円+往復の配送料。配返送日を考慮すると、実際に使用したい日数 + 2 日 + 配送料(往復で1,200円)になるため、イー・モバイルのEMチャージと比べるとかなり割高になるが、ほかに選択肢がないのでこれをレンタルすることした。実際に払った料金は5泊6日で配送料込みで3,150 円。返送費用として700円かかったので、実質的には3,850円である。

 モバイルルーターを使うのは初めてだったが、特に難しいこともなく快適に使えた。取引先とのメールのやり取りも普段どおりに行うことができ、入院中であることも知らせずに済んだ。仕事関連のメールを1週間も返事をせずに放置するわけにいかなかったので、非常に助かった。このモバイルルーターのレンタルサービスは、入院などで1回限り利用したい場合や年に1回程度しか利用しない場合はとても便利なサービスだと思う。

 ただし、年に数回定期的に利用したい場合は、前述のイー・モバイルのEMチャージのほうが割安だ。レンタルの場合、1日だけ使いたい場合でも3日間(2泊3日)借りる必要がある(+ 配送料)のでとんでもなく割高になる。たとえば、正味6日間利用したい場合を比較してみる。


  • イー・モバイルのEMチャージの場合: 2,205円(7日定額プランが適用される)

  • レンタルの場合: 4,200円(7泊8日) + 往復配送料 = 5,000 円以上

 イー・モバイルのEMチャージのサービスはいつ廃止になるかわからないので、年に数回定期的にモバイルルーターを利用することを考えている人は早めに申し込んでおいたほうがよいかもしれない。

 あと、入院中に暇にまかせて見つけたのが格安の大容量モバイルバッテリー(ANKER Astro M3 モバイルバッテリー 13000mAh)。iPhone 5なら約5回分充電できるらしい。うそか本当か知らないが、70%オフの2,980円とのこと。いつ値上がりするかもしれないので大急ぎでポチった。大容量だけあってやや大きくて重いが、2台同時に充電してもびくともしない。いい買い物をしたかもしれない。

B00DQ7590AANKER Astro M3 モバイルバッテリー 13000mAh 【Amazon限定セット】ハイパワー電源アダプタ付属モデル 2USBポート同時充電 iPhone5S 5C 5 4S/iPad Air/Galaxy/Xperia/Android/各種スマホ/Wi-Fiルータ等対応 大容量かつコンパクト 147x62x22mm (日本語説明書付) Astro M3+adapter
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by G-Tools

ようやくスマホユーザー

 2年前に機種変更したガラケーの2年縛りがこの8月で終了になる。この縛りの期間が終了したら晴れてスマホデビューしようと考えていた。そんな折、妻がスマホの機種変更をした。お払い箱になったスマホはもちろん電話としては機能しないし、3G通信機能も無効になっている。しかし、WiFi 機能は生きているはずだと思い、電源を入れてみると思ったとおり家の中では普通に WiFi で接続できることが判明した。

 とりあえず、家の中では通信費無料でスマホが使えるようになった。ほとんどの時間を家で過ごし、定期的に長時間外出することがないライフスタイルなので、私にはこれで十分だ。しかし、せっかくだから外出先でも少しは使ってみたい。というわけで、公衆無線 LAN サービスの Wi2 300 に申し込んでみた。月額 380 円で駅、各種公共施設、マクドナルドやロッテリア、ローソンや K サークル、その他さまざまな飲食店で WiFi 接続を利用できるサービスである。昨日駅前に行って試してみたが問題なく接続できた。

お払い箱になったスマホ

 日常の散歩中であれば駅前に行けばいつでも Web につながるので、とりあえずはこれで十分だ。機体の色がピンクなのが玉に瑕だが(妻には、「おっさんのくせにピンクってきしょ~」と言われている)、これで私も晴れてスマホユーザーになった(厳密に言うと、電話機能がないのでスマホではないため、今後も通話用としてガラケーは必要である)。必要であれば、時間単位、日単位で使用料を支払うタイプのモバイルルーターの導入も考えてみたい。

今月で満 10 歳

 インターネットを通じて知り合った人に初めて会って名刺交換すると、「くにしろさんって本名じゃなかったんですね」とよく言われる。自分ではそんなこと考えたことなかったのだが、確かに苗字だと思われても仕方がないハンドル名である。最近は、インターネットを通じて知り合った人との付き合いが増え、本名よりもくにしろという名前で呼ばれることのほうが多くなった。時々、くにしろが自分の本当の名前だと錯覚することもある。

 くにしろというハンドル名でホームページを作ったのがちょうど 10 年前の 3 月。この名前でインターネットデビューしてから今月で丸 10 年経ったことになる。当時のサイト名称はKunishiro's Website。ホームページビルダーで作った素人感丸出しの何でもありのサイトだった。当時はまだブログなどいうものは存在せず、「◯◯'s ホームページ」という名のサイトがゴマンと存在していた。いずれも、ペットの写真やら趣味のことやら、いろんなものをごっちゃまぜにしたサイトだ。だれがそんなものを読みたいかというような内容のものが多く、Kunishiro's Website もそんなサイトの 1 つだったと思う。

 その後サイト名を Translation Room 9246 とし、内容も自分の生業である翻訳のみを対象としたものに変えた。この Diary 9246 は「徒然なるままに」というタイトルで始めた Kunishiro's Website の日記コーナーで、定期的に更新できるコンテンツとして始めたものである。途中で、「Diary 9246 :: That's 談」という名前に変えて独立したサイトとした。途中で長期的に休んだりしたこともあったが、よく 10 年間書き続けてこれたなあと思う。

 10 年前にホームページを作ったときに安易な気持ちであまり深く考えずに「くにしろ」という名前を使ってしまい、もっとかっこいい名前にすればよかったと思ったこともある。しかし、今では「くにしろ」「kunishiro」「9246」で検索してくださる方も多数いる。また同業者を中心に、多くの方に「くにしろ」と呼ばれているので、今さら名前を変えることもできない。考えてみれば、人生の 5 分の 1 を本名とくにしろの 2 つの名前で生きていることになる。いつもくだらないことしか書いていないが、あと 10 年書き続けて無事成人式を迎えられたらいいなと思う。

 いつも読んでいただいてる皆さん、ありがとうございます。おかげさまで 10 歳になりました。

「(笑)」について考える

飲食店のメッセージ 時代とともに多くの新しいものが生まれ、流行り、そして廃れていく。インターネット上で使われる「(笑)」もその 1 つである(最近の SNS では、「w」「ww」「www」や顔文字が「(笑い)」に取って代わりつつあり、「(笑)」は廃れつつある感はあるが)。世の中で「(笑)」が使われるようになったのは、インターネットや電子メールが普及し出したころだから 15 年ほど前か。文字だけのコミュニケーションと言えば、昔は手紙しかなかった。しかも、普段顔を合わせる友だちと手紙をやりとりすることなどなかった(せいぜい年賀状くらい)ので、「(笑)」を使う機会も必要性もなかった。

 「(笑)」はネット上だけに留まっていない。先日大阪のお初天神に行ったときのこと。ある店の入口に写真のようなメッセージが書いてあった。送りがな、漢字とかなの使い分け、括弧類の使い方などとは異なり、「(笑)」の使い方については正しい用法のガイドラインといったものは当然存在しない。どういう使い方が正しくてどういう使い方間違っているといった基準もない。各人が好きなように使用すればいい。そう断った上で、私が考える正しい「(笑)」の使い方について少し書いてみたい(あくまでも個人的見解)。

 まず写真の「(笑)」の使い方は私的には NG。「パッパラーに来るとアホになります(笑)」は大阪らしいおふざけなのだが、この「(笑)」でせっかくのジョークが台無しになっているような気がする。「(笑)」がないほうが絶対におもしろい。そもそも「(笑)」が生まれた理由は、相手の表情が見えない文字情報だけでは、その発言が本気なのか冗談なのか区別がつかないときに、「冗談ですよ」と伝えるためだと思う。「パッパラーに来るとアホになります」は冗談であることは明らかだ。内容そのものがおもしろいのだから「(笑)」は必要ない。

 おもしろいことを言おうとするときに、笑ったり、「おもしろいこと言いますよ」感を出したりする人がいるが、おもしろいことは普通の表情で、普通の口調でさり気なく言うほうがおもしろい。本人が笑ってしまうとおもしろさが半減するものだ。そういう意味では、いちばんおもしろいのは天然ボケの人の発言だ。本人におもいしろいことを言っている自覚がまったくないのだから、これほどおもしろいものはない。ただ、天然ボケも度が過ぎると、時と場合によってはイラっとするが。

 閑話休題。「(笑)」の本来の使い方は、「冗談ですよ」「怒っているわけではありませんよ」「本気じゃないですよ」と伝えるためである。したがって、そのままでは相手に誤解されるおそれがあるときに使う。たとえば、「また酔っ払ってるんですか」と文字だけで発言した場合、非難している、または嫌味を言っていると受け取られるおそれがある。そんなときに「また酔っ払ってるんですか(笑)」とすれば、ずいぶん柔らかい感じになるし、「笑いながら(冗談で)言ってますよ」と伝えられる。発言内容がまじめなときやきつく響きそうな時こそが「(笑)」の出番だ。

 ただ、「(笑)」を付けたからといって、相手に絶対に不快感を与えないという保証はないので、極力使わないように心がけている。最近よく使われる「w」(「ww」「www」)は、「笑」の頭文字らしいが(私は What a wonderful world の頭字語だと思っていた)、これもあまり多用しないように注意している。本当は、「(笑)」も「w」も使わずに冗談を言っていることがわかるような書き方をするのがいちばんいいと思う。

SNS 充な誕生日

 「リア充」ということばとその意味を知ったのは比較的最近である。Wikipedia によると、「リア充とは、リアル(現実)の生活が充実している人物を指すインターネットスラング」だそうだ。先日、「リア充」ということばを知らなかったあるテレビタレントが「リア充」の意味を知って、「リア充を目指してがんばる」みたいなことを言っていたが、その人はインターネットどころか、PC すらほとんど触らない人なのだ。インターネットをまったく利用しない人にとっては、バーチャルとリアルの区別なんてないわけだから、その人が目指すべきは単に「充実」だと思うのだが・・・・・・。

 今日は私の 52 回目の誕生日。別にそのことをアピールしたわけでもないのに、日ごろツイッターやフェイスブックでお付き合いしている多くの方から誕生日のお祝いメッセージをいただいた。年を取るのは決して嬉しいことではないが、たくさんの方からメッセージをもらえるのは嬉しいことだ。こういうのを SNS 充と呼ぶのかどうかは知らないが、SNS が生活の一部になりつつあることは否定できない。

 フリーランス稼業を始めて今年で 14 年になる。サラリーマン時代とは異なり、仕事帰りに居酒屋で同僚とちょっと一杯なんてことは皆無である。人と会って飲んだり、仲間とどこかに遊びに行ったり、充実した恋愛をしたりしていることがリア充の定義だとすると、日ごろ誰とも会話することなく、ずっと PC に向かって黙々と作業をしている私などのリア充度はせいぜい 5% くらいのものだ。  

 私にとってリアルが充実するとは、自分が楽しむことができ、なおかつクラインアントに喜んでもらえるような質の高い仕事を適度にこなし、適度に休み、日々好きなことを腹八分目くらいにやりながら過ごすことである。

 自分のことをアラフィフと称することができるのもあと 3 年。少しでも理想のリア充、いや充実に近づけるように 52 歳の 1 年間を適度にがんばることにする。誕生日のお祝いメッセージをくださった方々に、この場を借りて再度お礼申し上げます。 <(_ _)>

親しき仲にも礼儀あり

 先日、私のコラムを読んでくださっている方から、私の英文が間違っていることを指摘するメールをいただいた。翻訳者を目指してがんばっている学生さんらしい。とても礼儀正しいメールだったので、こちらも間違いを指摘してもらったことに対して、礼儀正しくお礼を言った。礼儀が正しいのは気持ちがいいものである。

 ツイッターを始めて 2 年ほどになる。何人かの方と実際にお会いしてから、ますますツイッターが楽しくなった。ツイッターに限ったことでははいが、メールでも Facebook でも、文字だけのコミュニケーションというのは、表情が見えないので難しいところがある。以前、メールで冗談で書いたつもりが、私が怒っていると相手に受け止められたことがある。面と向かって話しているときなら、そのような誤解を与えることはないのだが、文字だけのコミュニケーションの場合は細心の注意が必要だ。

 世の中には、文字だけのコミュニケーションでも上手に冗談を言える人がいる。相手を不快にさせることなく、むしろ親近感を与えるような楽しいツッコミが得意な人だ。同じようなことをいっているのに、ちょっと乱暴な口調なのに、なぜか許せてしまう人がいる。この人だから、仕方ないかって思ってしまう。こういうのもひとつの才能なんだろう。

 残念ながら、私は文字だけで冗談を言ったり、くだけた感じで話しかけたりするのがあまり得意ではない。いくら「(笑)」を付けようが、顔文字を足そうが、何となくきつく聞こえてしまうところがある(と思っている)。そのことを自覚しているので、人に文字で話しかけるときには、「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに、なるべく丁寧に書こうと心がけている。そのせいで、少しよそよそしかったり、堅苦しくなったりするかもしれないが、相手を嫌な気分にさせるよりはいい。

 ついでに、ツイッターに関して、最近ちょっと気になっていることについて少し書いておきたい。最近、プロフィールなし、ツイートゼロのアカウントにフォローされたのでブロックした、という内容のツイートをちらほら見かける。私はそういうアカウントからフォローされても、別に気にはならないし、実害がない限りブロックすることはない。というか、今までツイッターで誰かをブロックしたことは一度もない。

 エントリー「ツイッターはミニブログというよりもミニ放送局」でも書いたが、ツイッターは発信ツールであると同時に受信ツールでもある。本当は、発信兼受信ツールとして使うのがいちばんいいのだろうが、発信専用ツールとしても、受信専用ツールとしても使うことはできる(実際に、将棋の米長永世棋聖などは、誰もフォローしていないので発信専用のツールとして使っている)。だから、自分からは何も発信しない、受信専用のユーザーがいてもかまわないと思う。もちろん、そういう人にフォローされるのは嫌だからブロックするという考えを否定するつもりはない。受信専用ツールとして使う自由もあれば、そういう人をブロックする自由もあるのだから。

 「プロフィールなし、ツイートゼロの人は、個人情報を集めることを目的としているからブロックしたほうがよい」みたいなことを書いている人もいた。しかし、そもそもツイッターというものは、いくらブロックしたとしても、ツイート内容は誰もが見ることができる。だから、非公開アカウントにしない限り、ツイート内容を見られることを防ぐことはできない。そう考えると、変な言いがかりを付けらるとか、変な絡み方をされるとかの実害がない限り、ブロックすることにそれほど意味があるとは思えないのだが・・・・・・。

 ついでに書こうと思っていた内容がずいぶん長くなってしまったので、このあたりで止めておく。エントリー「ツイッターはミニブログというよりもミニ放送局」で、「ツイッターにはすぐ飽きるだろう」と書いているが、この予想は大間違いだった。先日始めた Facebook もようやく少しおもしろさがわかってきた。今後も「親しき仲にも礼儀あり」を肝に銘じて、楽しんでいきたいと思う。  

Facebook の友達申請

 これまでインターネット上で実名や顔写真を公開したことはないので、Facebook を始めることをずっと躊躇してきた。しかし、よく考えてみれば、私のことを知らない人にとっては、それが実名であろうが、ハンドルネームであろうが同じようなものである。単なる識別名に過ぎない。そして、私のことを知っている人にとっては、たとえハンドル名であっても、それが私のことであると認識しているので、ハンドル名は実際には意味を持たない。そう考えると、実名や顔写真を公開することに抵抗を感じること自体ナンセンスなのかもしれないが。

 IT を仕事の専門分野の 1 つとして掲げている身としては、Facebook の仕組みぐらいは知っておいてほうがいいに決まっている。Facebook によって仕事の機会が拡大するかもしれない。そんなわけで、2 週間ほど前にようやく Facebook のアカウントを作った。実際には、実名でなくても、アカウントは作成できる。つまり、ハンドル名(ニックネーム)や猫の写真でもアカウントは作成できるということである。

 しかし、実名と顔出しが Facebook の最大の特徴であることを考えると、ニックネームでアカウントを作っても意味がないと考え、実名で登録し本当の写真をアップした(写真は 10 年も前のかなりいい具合に写っているものを選んだので、ある意味インチキとも言えるが)。何か不都合があれば、アカウントを削除してしまえばいいのだから。 

 Facebook を始めてみて感じたことはとにかく難しくて分かりにくいということだ。いろいろなデータを入力するのも、入力したデータを修正するのも一苦労。2 週間経った今も、何をどうすればよいのかさっぱり分からない。じっくり研究して理解したいところだが、今はちょっと仕事に追われているので、ゆっくりじっくりやっていくことにする。

 ツイッターは知らない人同士のゆるやかなつながりを基本としている感があるが、Facebook はリアルの知り合いや友だちとのつながりを基本としている。実際にだれかは知らない人と気楽にどんどんつながっていけるツイッターとは異なり、Facebook はリアルな世界、実際の社会に近い SNS と言える。

 しかし、リアルな世界とリアルなつながりを基本としたこの Facebook の世界では、リアルな世界とはかけ離れていると思えて仕方がないシステムが採用されている。それは、「友達申請(リクエスト)」だ。ツイッターでは、自分がおもいろいと思った人とは、相手の了承を得なくてもどんどんつながっていける。しかし、Facebook では友達申請をして、相手の了承を得なくてはならない。

 これまで 50 年以上生きてきて、だれかに「友だちになってください」などと言ったことは一度もない。もちろん、言われたことも一度もない。リアルな世界では、いつの間にかなんとなく友だちになっているものである。また、自分だけが一方的に友だちだと思っていて、相手はそう思っていないケースもある(その逆もある)。だから、わざわざ「友達になってください」とお願いしなければならない、Facebook に非現実的なものを感じてしまう。この観点だけから言えば、気に入った相手をどんどんフォローできるツイッターのほうが現実に近いような気もする。

 私は友達申請することをどうしても躊躇してしまう。もし断られたらどうしようという思いもあるが、たとえ断られなくても、「リアルな知り合いだから断りにくい」と考えて渋々承認してくれるかもしれないからだ。逆の立場になれば、やっぱり実際に知っている人からの友達申請は断りにくい。だから、相手に気を遣わすことも嫌なのだ。

 このようなしがらみも全部ひっくるめたリアルさが Facebook の世界なのだと言われれば、そうなのかもしれないが、「友達になってください」とお願いする非現実的なシステムではなく、もっと現実の世界に近い友だちの作り方を考え出してくれないかなと思った次第である。こういうことを考えてしまう自分は、Facebook 向きの人間ではなく、ツイッター向きの人間なのかもしれない。

画面に雪を降らせてみたくて

 あるサイトで「Google の検索画面に『Let it snow』と入力すると画面に雪が降る」という記述を発見した。しかし、「Let it snow」と入力してみたが何も起こらない。ツイッターで「Google で『Let it snow』を検索しても雪が降らない」とツイートしたところ、数人の方が「IE では降らない」と教えてくれた。「これを機会に Google Chrome をインストールしてみたらどうですか。軽いですよ」とアドバイスしてくれ方もいた。

 画面に雪が降るところをどうしても見たかったわけではないが、Google Chrome には前から興味があったのでインストールしてみることにした。インストールはいたって簡単。ほんの数分で終了した。UI もシンプルですっきりしたデザイン。余計なアイコンやボタンが表示されず、閲覧画面が大きいのがいい。

 ワイド画面が普及している昨今、アプリケーションのレイアウトについて不満に思っていることがある。どのアプリケーションもウインドウの上下にアイコンやメニューを設置しているので、天地方向の表示エリアがどんどん狭くなる。アドインなどを追加している場合は、下手をすると表示エリアが半分くらになることもある。ブラウザに限らず、こういった UI は左右に配置したほうが(配置できるようにしたほうが)理にかなっていると思うのだが・・・・・・。

 閑話休題。インストールしたばかりの Chrome で、「let it snow」を検索すると、しっかり雪が降ってきた。次に、自分のサイト Translation Room 9246 を表示してみて、あっと驚く。IE ではちゃんと表示されていたページのレイアウトがぐちゃぐちゃに崩れている。調べてみると、ある div の終了タグの記述位置がおかしかったようだ。HTML の記述ミスがあってもちゃんと表示してくれる IE はユーザーフレンドリーなのか、それともユーザーアンフレンドリーなのか。おそらく、Chrome だけでなく、Firefox や Safari といったブラウザでも、同じようにレイアウトがぐちゃぐちゃに崩れたページが表示されたんだと思うと、急に恥ずかしくなってきた。

 数時間かけて、レイアウトが崩れているページの HTML を修正した。ブログとかだったら、テンプレートを修正するだけで済むので楽なんだろうが、手動で HTML を記述しているページだと大変だ。今後は、ページの表示確認は IE と Chrome の両方ですることにする。Firefox や Safari だと、見え方がまた若干異なるんだろうが、そこまでは気にしないことにした。

 IE と Chrome の違いで気になるのが、リストの表示。IE だとちょうどいいのに、Chrome だと大きく字下げされる。きっと、両者が同じに見えるようなスタイルの設定方法があるんだろうが、そんなことを調べている時間がないので、とりあえず IE でバランスよく見える設定にしてある。ブラウザによって、見え方が微妙に異なるのは知っていたけど、ある程度同じ見た目になるように、仕様を統一してくれないかなと思う。厄介なのは、IE の表示が特殊であるにもかかわらず、ユーザー数がいちばん多いことだ。

 Chrome は使い始めたばかりだが、動作も速くなかなか快適だ。しばらく使ってみて、特に困ることがなかったら、こちらを標準のブラウザにしようかと思う。こんなことなら、もっと早く Chrome を試してみるべきだった。

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