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わが家に Windows 7 がやってきた

 パソコンから異音が発生するようになってから 1 年半ほどが経過。起動すると、今にも爆発しそうなジーという音が鳴り響き、5 分くらいで止まる。いつ起動しなくなってもおかしくないような状態で、この 1 年半だましだまし使ってきた。しかも、セカンドマシンの調子もあまりよくない。こんな状態でもしメインのパソコンが突然動作しなくなったら、仕事に支障が出る。そのせいで納期遅れなどを起こしたら、信用をなくすことにもなる。そんなわけで、ついに新しい PC を購入することにした。

 今回はパソコン工房と DELLを検討したが、最終的に Dell に決定した。ベーシックなデスクトップモデルとついでにセカンドマシン(= 普段は妻が使用)としてノート PC も購入。価格はどちらも 49,800 円。2 台合わせても 10 万円以下だ。13 年前に初めて購入した富士通のパソコンは当時 20 万円以上もした。それと比べると、4 分の 1 以下である。しかも性能が大幅に向上している。単純にハードディスクの容量だけで比較してみても、新しいマシンは初代マシンのおよそ 120 倍だ。隔世の感がある。これって、ムーアの法則を超えるものなのか、それともそれ以下なのかはよくわからないが。

 新しい PC の使用は、作業中の仕事の納品が完了するまで我慢した。データの移行を含め、快適に仕事をできる環境を構築するには、最低でも丸 1 日はかかるため、仕事を抱えている状態でうかつに新しいパソコンの設定をすると大変なことになるからだ。

 一昨日、作業中の仕事を納品し、待ちに待った仕事途切れ状態になった。その日 1 日は新しい仕事が入らないことを願って、新しい PC の設定を開始。しかし、心配していたとおり、これまで使っていた 15 ほどの辞書のうちの 2 つが Windows 7 でどうやっても使用できない。われわれ翻訳者にとって、命と体力の次に重要なのが辞書である。仕方がないので、この 2 つについては、妻が使っていた古い Winodws 2000 モデルにインストールして使用することにした。また、様子をみて、Windows 7 対応の新しいバージョンのものを買うことにしよう。

 先に述べたとおり、この 10 年間でコンピュータはめまぐるしい進歩を遂げたのだが、最近のコンピュータでイラッとすることが 1 つある。いろんなアプリケーションがアップデートを求めてくることだ。昔は、常時接続なんてものが前提になっていなかったので、アプリケーション自体がアップデートを求めてくるなんてことはなかったのだが、今はありとあらゆるアプリケーションが「アップデートしてくれ~」と嘆願してくる。

 あまりにもうっとうしいので、自動アップデートを通知するプログラムは、支障のない範囲ですべて停止した。このような最近のアプリケーションの挙動を見ていると、「2001年宇宙の旅」という映画を思い出す。この映画で、宇宙船ディスカバリー号に搭載されていたコンピュータの HAL は、自分の信頼性に対して乗組員が不信感を持ち始めていることを察知して乗組員を殺してしまうのだ。コンピュータは使うものであって、使われるものではない。

 2 日間かけてようやく仕事をできる環境を構築できた。「お仕事さん、いつでもいらっしゃい」。そうつぶやいた瞬間に、タイミングよく新規案件を打診するメールを受信。もちろん、「お引き受けします」とすぐさま返信した。これから 4 代目 PC 君の初仕事だ。しっかりがんばってちょうだい。


デル株式会社


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