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音楽に関連する雑談


名古屋テバサキと『奇跡』

 テレビ大阪の「きらきらアフロ」に、名古屋テバサキというお笑いコンビが出演している。アメリカ人の夫と日本人の妻という異色の夫婦コンビである。

 アメリカ人と日本人のお笑いコンビというだけでも珍しいのだが、それ以上にボケ担当の夫ジョシュア・マクマリーがかなり妙なやつなのである。マクマリーが普通のお笑い芸人と違うところは、現役の弁護士だということだ。「お笑いだけで食べられるなら、本当は弁護士なんかやりたくない」と言う。もちろん、お笑い芸人よりも弁護士のほうが上等な職業などというつもりはないが、日本で弁護士といえば、かなり社会的に地位が高い職業である。

 ただ、アメリカでは「石を投げれば弁護士に当たる」と言われるくらい弁護士の数が多いらしいので、アメリカでは、弁護士は日本ほどエリートではないのかもしれない。また、資格を得るのも日本ほど難しくなかったりするのかも。そうだとすれば、「せっかく弁護士の資格を持っているのに・・・」という発想のほうがおかしいのかもしれないが。

 それで、この妙なアメリカ人は、風貌に似合わず(?)さだまさしの大ファンなのである。いちばん好きなのが『奇跡 大きな愛のように』という曲らしく、番組内でも何度か歌っている。

僕は神様でないから 本当の愛は多分知らない
けれどあなたを想う心なら 神様に負けない

さだまさしさん『奇跡』の歌詞@うたまっぷより

 マクマリーがいつも歌うのはこの一節だ。相方の妻サチコに対して歌ったことがあるらしい。ただし、お世辞にも上手とは言えない。妻は、「すっごい下手くそ。それに、アメリカ人のくせに全然カッコっよくないし」などと言ってけなす。しかし、私は、マクマリーの『奇跡』を何度か聴いているうちに、本当の曲を聴いてみたいと思うようになった。今日ウォーキングをしているときにそんなことを思い出して、TSUTAYA に立ち寄った。久しぶりにほかの曲も聴きたかったので、「さだまさしベスト」と「さだまさしシングルス全集 第 7 巻」を借りた。

 帰宅して、借りてきた CD を聴く。さださんが歌う本当の『奇跡』は、やはりマクマリーの『奇跡』よりもずっとよかった。久しぶりのさだまさしワールド。『無縁坂』も心に浸みた。

 ついでに、名古屋テバサキもがんばれ。応援してます。



B00005GCS6シングルズ全集(7)
さだまさし
テイチク 1999-01-29

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おらは死んじまっただァ

 予定していたよりも仕事が早く終ったため、先日図書館で借りてきた『昭和レトロ語辞典』を手に取り、興味のある項目を読んでみる。タイトルは辞典となっているが、昭和 30 年から 42 年の間に流行したことばとその背景について解説した読み物である。

4062138131昭和レトロ語辞典
清野 恵美子
講談社 2007-02-07

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 私が生まれた年は昭和 35 年である。昭和 30 ~ 38 年ごろまでの事象は、知識としては知ってはいるが、リアルタイムで体験したわけでない。かろうじて、何となく覚えているかなというのが昭和 38 年ごろからである。『昭和レトロ語辞典』に紹介されている流行語の中で、実体験として強烈に印象に残っているものが 2 つあった。

 まずは昭和 38 年に流行したという「シェー」。これは赤塚不二夫の代表作『おそ松くん』から生まれた流行語。漫画の登場人物のひとりであるイヤミは、おフランス帰りを鼻にかけたいやみなやつで、びっくりすると独特のポーズで「シェー」という奇声を発する。当時の子どもたちは、皆イヤミのポーズを真似て、「シェー」とやったものである。子どものときに撮った写真に、「シェー」のポーズをして写っているものがあるくらいだから相当流行したんだろう。

 もう 1 つの印象に残っている流行語は「おらは死んじまっただァ」。これは、昭和 42 年に大ヒットしたフォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』の歌い出しの部分である。当時 280 万枚売れたらしく、強烈に記憶に残っている。テープの早回しといい、ふざけた歌詞といい、奇想天外な曲だった。当時、だれもが「おらは死んじまっただァ」と口ずさんでいた。

 当時はまったく知らなかったのだが、『帰ってきたヨッパライ』は歌詞の内容以外にも、遊び心がいっぱい詰まった曲だったようである。たとえば、「天国よいとこ一度はおいで」という部分は、「草津良いとこ一度はおいで」をもじった歌詞だったらしい。また、最後の僧侶の読経部分には、「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (A Hard Day's Night)」の歌詞が盛り込まれていたり(お経風に「It's been a hard day's night」と言っている)、曲の締めくくりは、「エリーゼのために」のフェードアウトになっていたりする。フォーク・クルセダーズの偉大さを再認識した 1 日だった。

ゴールデンスランバーとアビイロード

昨夜、録画しておいた『ゴールデンスランバー』をようやく見ることができた。伊坂 幸太郎原作の『ゴールデンスランバー』が公開されたとき、すごく興味があり絶対に見たいと思っていた。ビートルズに同名の曲があったからだ(アルバム「アビイロード」に収録)。

実際に『ゴールデンスランバー』というタイトルはビートルズの曲(Golden Slumbers@ YouTube)から取られたもので、挿入歌として何度も流れていた。映画の内容ともよく合っていたと思う。

ごく簡単にストーリーを紹介しておく。仙台市で金田首相の凱旋パレードが盛大に行われる日、主人公の青柳雅春(堺雅人)は旧友の森田森吾と再会していた。そして、パレード中、首相が乗った車が爆発し首相は死亡する。青柳はどういうわけかその犯人に仕立て上げられ、警察に追われ大逃亡を繰り広げる。

奇想天外なストーリー展開と予想外の結末で最後まで飽きることなく楽しく見られた。総理大臣の殺人犯に仕立て上げられるなんてことは現実的にはありえないと思う。しかし、もっと小さい事件だったら、得体の知れない権力によって無実の人が犯人にされてしまうなんてことは実際に起こっているのかもしれない。それにしても、堺雅人という俳優は何とも言えない味がある。ちょっと他に類を見ないタイプの俳優である(わが家では、堺さんのことを「笑い顔の人」と呼んでいる)。

アビイロードと言えば、ロンドンのアビイロードスタジオ前にある横断歩道が「歴史遺産」に指定されたらしい(アビイ・ロードの横断歩道が歴史遺産に@YOMIURI ONLINE)。その記念に、今日は『ゴールデンスランバー』が収録されたアビイロードを久しぶりに聴いてみることにする。

メリークリスマス!

B003HC70I8ゴールデンスランバー [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント 2010-08-06

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B00267L6V2アビイ・ロード
ザ・ビートルズ
EMIミュージックジャパン 2009-09-09

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雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう

クリスマスが目前に迫っているのに、世の中はそれほどクリスマスモードになっていないような気がする。これも不景気のせいなのか。それともクリスマスいまいちモードは私が住む川西だけのことであって、大阪や神戸などの都会では、それなりにクリスマスモード全開になってるんだろうか。最近都会に全然行ってないのでよくわからない。

私は昔からクリスマスなんて「そんなの関係ねえ」というタイプであるが、クリスマスソングを聞くのはけっこう好きだ。特に好きな曲は「Happy Christmas(War is over)」(Happy Christmas@YouTube)とか「ママがサンタにキスをした」(ママがサンタにキスをした(by The Jacksons Five)@YouTube)とか「サンタが街にやってくる」など。

世の中の人はどんなクリスマスソングが好きなのかと思って調べてみたら、「クリスマスに恋人と聴きたい「ラブソング」ランキング@goo ランキング」を発見。ランキングは以下のとおりだった。

  1. ラスト・クリスマス(WHAM! )

  2. クリスマス・イブ(山下達郎)

  3. 恋人たちのクリスマス(All I want for Christmas is you)(マライア・キャリー)

  4. 白い恋人達(桑田佳祐)

  5. WINTER SONG(DREAMS COME TRUE )

  6. いつかのメリークリスマス(B'z)

  7. Happy Christmas(War is over)(ジョン・レノン )

  8. ホワイト・クリスマス

  9. 恋人がサンタクロース(松任谷由実 )

  10. クリスマスキャロルの頃には(稲垣潤一 )

「Happy Christmas(War is over)」(ジョン・レノン )は古い曲なのに 7 位とはさすがだ。2 位の「クリスマス・イブ」(山下達郎)は、今でも根強い人気があることにちょっとびっくり。「恋人がサンタクロース」は、ユーミンバージョンよりも、松田聖子バージョンのほうが好き。

「クリスマス・イブ」と言えば、この時期になるといつも流れていた JR 東海のシンデレラエクスプレスの CM(1988年 ~ 1992年) を思い出す。いろんなバージョンがあったけど、私がいちばんきゅんとくるのは「牧瀬理穂バージョン」。恋人と会う直前で終わっているところがいい。

(「牧瀬理穂バージョン」は冒頭から 1 分後に始まります)


B0000D8RKMクリスマス・イブ
山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン 2003-11-12

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今日 12 月 8 日はジョン・レノンの 30 回目の命日

ツイッターで、今日 12 月 8 日がジョン・レノンの命日であるということを知った。30 回目の命日らしい。そうか、あれからもう 30 年にもなるのか。年をとるはずだ。

私がジョン・レノンを知ったのは 13 歳のとき。元ビートルズのメンバーとしてだった。そのときビートルズはもう解散して 3 年ほど経っていたのだが、中学時代はビートルズとともにすごしたと言ってもいいくらいに夢中になって聴いたものだ。そのとき以来、私の中ではジョン・レノンは特別な存在になった。

先日ニュースサイトを見ていたら、ついに「ビートルズを知らない世代が現れた!」という記事が目に飛び込んできた。10 代と思われる若者がツイッターで「ビートルズって何?」と発言し、ひんしゅく買ったらしいが、もう解散して 40 年、ジョン・レノンが死んで 30 年も経つんだから、当然と言えば当然だと思うし、特に驚くことではないと思う。

ジョンの曲は、ビートルズ時代もソロになってからも、魂に響くような名曲が多いのだが、今日はジョンをしのんで、勝手にランキングしてみることにした。数多くの曲から選ぶのはとても難しかったが、ビートルズ時代もソロ時代もひっくるめて、私のベスト 5 を選んでみた(各曲のタイトルは YouTube の動画にリンクしています)。

くにしろが選ぶジョン・レノンの曲ベスト 5

  1. In My Life(イン・マイ・ライフ)

  2. Across the Univers(アクロス・ザ・ユニバース)

  3. Happy Christmas (War Is Over)(ハッピー・クリスマス [戦争は終わった])

  4. God(神)

  5. Girl(ガール)

私の中でダントツの 1 位は昔から「イン・マイ・ライフ」。これは簡単に決まった。2 ~ 4 位の曲も、順位は多少上下するかもしれないが、すんなりと出てきた。難しかったのは 5 位。候補曲が多すぎて、どれにしようか迷った挙句、エイヤーで「ガール」に決めた。ジョンの息を吸う音「スー」が決めてだった。別の日に考えたらまた違う曲になりそうではあるが。

ちなみに、ジョンのベストアルバムを選べと言われたら、迷わず『ジョンの魂』を選ぶ。

ジョンの魂
ジョンの魂ジョン・レノン

EMIミュージック・ジャパン 2010-10-06
売り上げランキング : 1483


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65 点の人が好き

先日ある人と話していて、ひょんなことから、昔のある歌のことが話題になった。「知っていながらわざと間違える、65 点の人が好き」みたいな感じの歌である。誰の何という曲だったのか思い出せずいらいらしたので、家に帰って調べてみた。松本ちえこの『恋人試験』だということが判明した(恋人試験@YouTube)。

恋人としてふさわしいかどうかを調べるための試験について歌ったものだと思われる。歌詞は、試験問題を読み上げたあと以下のサビへと続く。

0 点なんかじゃ許さない
100 点とるひと大嫌い
知っているのに ワザとまちがえる
65 点の ひとが好き 好き 好き
(『作詞: 伊藤アキラ、作曲: あかの たちお(『恋人試験』の全歌詞))

「私」の恋人にふさわしいのは 65 点の人だそうだ。しかも、知っていながらわざと間違えなければならない。知識がなくて 65 点はだめなのだ。でも、なぜわざとまちがえないといけないのか。それで、なんで 65 点なんだろうか。

そもそも、この試験は何人もの恋人候補からふさわしい人を選ぶためのものなんだろうか。それとも、すでに恋人がいて、その人が本当に恋人としてふさわしいかどうかを見定めるためのものなんだろうか。

こんなどうでもいいことに頭を悩ませてしまったことに、少し後悔してしまったクニシロであった。

答は風に吹かれていた

ボブ・ディランの『風に吹かれて』を初めて聴いたのは中学生のときだったと思う。ディランはこの曲でさまざまな問題を投げかけ、最後に「友よ、答は風に吹かれている」と歌っている。当時、なんと哲学的でかっこいい詩なんだろうと感心したことを覚えている。

それ以来、私の人生にはさまざまな問題が起こった。ときには深く頭を悩ませるような問題も起こったが、残念ながら「答が風に吹かれて」いたことは一度もなかった。

明石家さんま氏が「しあわせって何だっけ、何だっけ」と歌うキッコーマンの CM が流行したのはもう 25 年も前のことらしいが、昨年この CM が新しいバージョンとして復活した。この CM では、「しあわせとは何か」という問いに対して、「うまい醤油のある家」と歌っている(旧バージョンでは「ポン酢醤油のある家」)。虎舞竜の『ロード』でも、「何でもないようなことが幸せだったと思う」と歌われているように、「うまい醤油のある家」という答はあながち間違いでもないかもしれないと思ったりもする。

先日、春の穏やかな昼下がりをウォーキングしていたら、「幸せとは何か」に対する答が風に吹かれていたような気がした。その答とは、「明日が来るのが楽しみなこと」だった。仕事のことでもいい、遊びのことでもいい、食べ物のことでもいい、どんな些細なことでもいいから、明日が来るのが楽しみに感じる毎日を過ごせたら、それはとっても幸せなことなのではないかと思う。

私の目下の最大の楽しみは、今週金曜日に開幕するプロ野球セ・リーグ。これで、今後数箇月間私の幸せは保証された。


ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディランザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン
ボブ・ディラン

曲名リスト
1. 風に吹かれて
2. 時代は変わる
3. くよくよするなよ
4. ミスター・タンブリン・マン
5. ライク・ア・ローリング・ストーン
6. 女の如く
7. 見張塔からずっと
8. レイ・レディ・レイ
9. アイ・シャル・ビー・リリースト
10. イフ・ノット・フォー・ユー
11. 天国への扉
12. いつまでも若く
13. ブルーにこんがらがって
14. オー,シスター
15. ガッタ・サーヴ・サムバディ
16. ジョーカーマン
17. エヴリシング・イズ・ブロークン
18. 嵐からの隠れ場所(オルタネイト・ヴァージョン) ※〈CDテキスト〉

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今日は「ありがとうの日」だから「トイレの神様」にも感謝

今日 3 月 9 日は「ありがとうの日」らしい。3 と 9 でサンキューの日か。私たちは、足らないものばかりを見て不平や不満を言いがちになるが、日ごろ当たり前だと思っていることにもっと感謝しないとね。

昨日ラジオで『トイレの神様』という曲をはじめて聴いた。最近話題沸騰の曲らしい。歌っているのが植村花菜という川西市出身の歌手だということもあって、じっくり聴いてみた。少女が大人になって、おばあちゃんとお別れするまでの物語を淡々と歌った曲。いまどきの歌っぽくなく、平日の昼下がりにぴったりの、ほんわかとした癒し系の曲でした。植村花菜か。覚えておこう。

「トイレの神様」って、いかにもおばあちゃんがいいそうなフレーズでいい。私も、トイレをきれいにしたら「べっぴんさん」になれるかな。



植村花菜さんが歌っている場所は猪名川でしょうか。そのようにも見え、そのようでないようにも見え・・・。

わたしのかけらたち (DVD付)
植村花菜
わたしのかけらたち (DVD付)

曲名リスト
1. 猪名川
2. 忘れないよ
3. わたしはじめ
4. マスカラ
5. サンシャインストーリー
6. トイレの神様

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おおっ!「猪名川」(川西市内を流れている川)っていう曲も入っている。これも聴いてみたいなあ。


>> 『トイレの神様』に関する That's 談の関連記事: 『トイレの神様』に興奮

卒業式の定番ソングと言えば

この前正月を迎えたと思っていたらもう 3 月だ。時間が経つのがますます速く感じる。3 月と言えば卒業式のシーズン。卒業式の定番ソングがずいぶん様変わりしたことはもちろん以前から知っていた。「定番の卒業ソングNo.1は、あの名曲!!」によると、2006 年の卒業式定番ソングのベスト 3 は、1 位『贈る言葉』(海援隊)、2 位『卒業写真』(松任谷由実)、3 位『卒業』(尾崎豊)だったらしい。様変わりしたと言っても、全部知っている曲だ。それに、『贈る言葉』や『卒業写真』はすごく古い曲で、私たちの青春時代の曲でもある。まあ、順当なランキングだと思う。

ところが、「『仰げば尊し』なんてもう古い 卒業式ソングはJ-POPが定番」によると、昨年の「卒業ソングランキング」のベスト3は『道』(EXILE)、『3月9日』(レミオロメン)、『サクラ咲ケ』(嵐)とのことだ。知らない曲ばかりだ。自分がおやじになったから知らないだけなのかもしれないが、2006 年の傾向から大きく変化したのも事実だと思う。私には子どもがいないから、最近の卒業式に主席したことはない。だから、卒業式で J ポップが歌われるのがどんな感じなのかは想像できないが、それはそれで味わいがあるのかもしれない。

私たちの時代の定番と言えば、もちろん『蛍の光』と『仰げば尊し』だった。私の通っていた小学校では、在校生が『蛍の光』、卒業生が『仰げば尊し』を歌うという決まりごとがあった。当時、卒業生が歌う『仰げば尊し』がたまらなくかっこよく、自分も『仰げば尊し』を歌うことにあこがれていた。

ところが、理由は覚えていないが、自分が卒業生になった年から、卒業生が『仰げば尊し』を歌わないことになってがっかりした。それ以来、卒業式で『仰げば尊し』を歌うことはなかった。『仰げば尊し』は私にとって、かなわかったあこがれである。文語調の歌詞がかっこよく、特に最後の「いざさらば」という部分がきゅんとくる。

きゅんとくる歌と言えば、2006 年の 2 位『卒業写真』。切なくてきゅんとくる歌を作らせたら天下一品のユーミンの歌だが、『最後の春休み』も『卒業写真』に負けず劣らずの「切なくてきゅんとくるソング」だと思う。卒業式の歌としてふさわしいかどうかは別にして。

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切手にまつわるエトセトラ

現在の郵便料金は、はがきが 50 円、封書が 80 円である。この料金は平成 6 年 1 月から 16 年間上がっておらず、据え置き期間としては史上最長になったとのこと。ゆるやかなデフレと言われている現在の状況から考えると、この据え置き期間の記録はまだまだ更新されると思われる(郵便料金の推移については、公共料金の推移を参照)。

私が物心ついたときの郵便料金は、はがきが 5 円、封書が 10 円だった。その後、はがきの郵便料金は経済の高度成長に伴って 5 円 → 7 円 → 10 円 → 20 円 → 30 円 ・・・ という具合に、現行の 50 円までは一気に上がっていったという印象がある。

切手代が歌詞に登場する曲としては、「my life」という歌がある。「62 円の値打ちしかないの?僕のラブレター」という歌詞で始まるミスチルの初期の曲だ。これは、それまで 60 円だった封書の郵便料金が消費税の影響で 62 円になった平成元年 4 月から、80 円に値上げされた平成 6 年 1 月までの間に書かれた曲ということになる。若いミスチルファンの中には、この「62 円」の意味がわからない人がいるみたいだ。

切手と言えば、私が小学校の高学年から中学生のころ、切手集めが爆発的に流行した。私も切手集めに熱中していた小学生のひとりだった。当時は、切手をシートで買える友だちがすごくうらやましかった。シートで買う財力のない私は、「漠然と集めるよりも、テーマを決めて集めるとよい」という内容の記事を何かの本で読んで、スポーツ関係の切手を集めることにした。東京オリンピックや札幌オリンピックの切手、各年の国民体育大会の切手のほかに、通販で安く買える外国の使用済みのスポーツ切手を購入し、ストックブックと呼ばれる切手用の保存ブックに保存しては毎日眺めていた。切手専用のピンセットも持っていた。

切手少年だった私の当時の最大の憧れは、「月に雁」と「見返り美人」だった。どちらも額面数円の切手に、当時確か 1 万円前後の値段がついていたと思う。とても小学生に買える代物ではなかった。羨望のまなざしで切手のカタログを眺めていた小学生は私だけではないと思う。

今でも、「月に雁」や「見返り美人」には高い値段が付いているんだろうか。気になって調べてみたところ、月に雁は今でもマルメイトで 9,800 円で販売されているようだ。月に雁と双璧だった見返り美人は 6,500 円とやや安い。

懐かしくなって、あのころ集めていた切手を探してみてたが、見つからない。捨ててないと思うんだけど・・・。私のあの切手はどこに行ってしまったんでしょう。


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