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ポール・ポッツに感動

昨晩、『奇跡体験!アンビリーバボー』でオペラ歌手ポール・ポッツのサクセスストーリーを見て感動した。ストーリーの内容は次のとおり。

家が貧しかったポール・ポッツは中学時代、同級生にからかわれたり陰湿ないじめの標的にされたりしていた。そんなポールの唯一の心の支えは歌だった。彼は街で一番の聖歌隊に入隊し、歌を歌っている間だけ辛い現実を忘れられた。そして、いつかは満員のオペラハウスで歌いたいという夢を抱いていた。だがそんな夢もまた「その顔でオペラ歌手になるの??」と同級生に笑われたりしていた。

大学卒業後、ポールはスーパーマーケットに就職したが、歌に対する情熱は変わらなかった。アマチュアのオペラ劇団に入団しずっと歌い続けていた。やがて、ある女性と知り合い結婚。ある日、ポールは出勤中に事故に遭い仕事を失った。心機一転、携帯電話の販売店に就職したが、家計が苦しかったためアマチュアのオペラ劇団も退団し、オペラへの思いを封印した。

歌をやめて 4 年が過ぎたころ、イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」の地方予選大会の募集広告をネットで見つけた。書類審査を通れば、予選会場のミレニアムホールで歌うことができる。少年時代から憧れていた本物のオペラハウスで歌うことができたら夢を諦めることができる。そう考えてポールはオーディションに応募した。

しばらくして、書類審査に通ったという通知がポールに届いた。ポールは、これをラストチャンスに、ダメなら歌をきっぱり諦めると心に誓って予選に出場する。

審査員は、音楽プロデューサーのサイモン、女優のアマンダ、新聞編集者出身のピアースの 3人。パフォーマンスの途中でひとりでも X のブザーを押すとその時点で終了。たとえ、最後まで X が出されずにパフォーマンスが終了しても、ほとんどの人は合格できない。不合格の場合には、辛らつなコメントを浴びせられ、観客の前で笑いものにされる。

審査員のひとりに「何を見せてくれるの」と聞かれ、ポールは「オペラを歌う」と答える。審査員のだれもが期待していない様子だ。だがポールが歌い始めると・・・

そのあとの様子は、そのときの実際の動画をどうぞ。>> YouTube で動画を見る

私はオペラのことをよく知らないし、ちゃんと聞いたこともない。でも、ポールの歌には感動して、鳥肌が立った。ことばが理解できなくても、意味がわからなくても、本当にすばらしいものは、時空を超えて人々の心に届くってことを証明する好例だ。本当によいものが見られてラッキーだった。

このあとポールは、準決勝、決勝も勝ち抜き、見事優勝を収める(準決勝と決勝の動画はこちら)。そして、CD デビューも果たした。アルバム『ONE CHANCE』は、全英チャートで3周連続1位を獲得し、全世界で 300 万枚売れているそうだ。

ONE CHANCE を TSUTAYA でレンタルしたいけど、昨日アンビリーバボーでやったばかりだから、全部貸し出し中になってるかもね。

B000WE65ZIワン・チャンス
ポール・ポッツ
BMG JAPAN 2007-11-21

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