ゴールデンウィークとトラキチと甲子園球場
三宅久之氏は「トラキチ」ということばを誤解している。テレビで「トラキチファン」と言っているのを何度か耳にしたことがあるが、トラキチとは「トラ(阪神タイガース)きちがい」の略なので、トラキチだけで「タイガースファン」という意味になる。弱いときでも必死で阪神を応援する、涙ぐましいほどの熱狂的なタイガースファンが好きな人たちを三宅先生がトラキチファンと呼んでいるのなら、間違いではないが・・・。
現在ゴールデンウィークの真っ只中であるが、関西におけるゴールデンウイークの恒例行事の 1 つに、甲子園球場での阪神 x 巨人戦がある。今年は久しぶりに生観戦したいと思い、直前になってチケットを探し求めたが入手できなかった。やっぱり、ゴールデンウイークの阪神 x 巨人戦のチケットは、都合が悪くなって行けなくなっても仕方ないと覚悟して、早めに買っておかないといけない。考えが甘かった。
そんなわけで、今年の阪神 x 巨人のゴールデンウイーク 3 連戦はすべてテレビで観戦。ジャイアンツファンの私としては、阪神の 3 連勝という最悪の結果に終わった。特に、タイガースに首位を奪われた昨日の敗戦は、一夜明けても悔しさが残る。
今回の結果に全国の、特に関西のトラキチは大喜びしているだろう。しかし、阪神と巨人がデッドヒートを繰り広げて、優勝争いをすることはとってもいいことである。関西に活気が出るし、阪神の勝敗に一喜一憂するトラキチを、ここ関西でウォッチングするのもけっこう楽しいものである。
激しい優勝争いの末にジャイアンツが優勝してくれたらこの上うれしいことはないが、たとえ負けたとしても、タイガースに負けるんだったら仕方ないと思える。もし、ジャイアンツが優勝できないんだっら、ほかの球団ではなく阪神タイガースに優勝してほしい。そんな風に思える敵球団は阪神タイガースだけだ。私にとってタイガースとトラキチは、どうしても憎めない存在である。