「ぎょうさん買うたろう商品券」で無駄遣いをしよう
大阪府の「ぎょうさん買うたろう商品券」がよく売れているらしい。1,150 円の商品券を 10 枚つづりにしたもので、値段は 10,000 円。つまり、10,000 円で、11,500 円分の買い物ができることになる。1,500 円のプレミアムは、大阪府が 500 円、参加店が 1,000 円を負担しているとのこと(詳細は、大阪まるごと大売出しキャンペーンの公式ホームページを参照)。
大手のスーパー、百貨店、家電量販店、コンビニ、ファミレスなども参加しているので、日常的な買い物にも非日常的な買い物にも使えてお得だと思う(参加店舗一覧はこちら)。
この「ぎょうさん買うたろう商品券」は、有効期間が 3/11 までと比較的短い。3/11 を過ぎると紙くずになってしまうので、商品券を買った人は確実に消費する。期限が迫ってくると、普段なら買わないような物でもついつい買ってしまうこともあり、無駄遣いにつながる。
商品券は1 枚 1,150 円でおつりはでない。コンビニなどで普段は 500 円くらいしか使わない人でも、おつりが出ないとなると 1,150 円以上になるように不要なもののまで買ってしまう。だから、無駄遣いにつながる。
商品券の場合、元々はお金を出して買ったものなのに、ただでもらったものだと錯覚してしまう傾向がある。だから、普段なら買わないようなものでも、「どうせただだから」と勘違いして、ついつい無駄遣いしてしまう。
こんな風に、この「ぎょうさん買うたろう商品券」は無駄遣いを助長するシステムなので、とってもいいと思う。大阪府民はぜひこの商品券で無駄遣いをして、経済を少しでも活性化させてほしい。兵庫県でもぜひこのようなキャンペーンをやってほしい。そして、兵庫県だけでなく、ほかの府県でもどんどんやればいいと思う。景気は気の問題だというから、「使わないと損」という雰囲気を作り出すことが大事。
現金をばらまくわけではないので自治体の負担も比較的小さいし、販売店や消費者といった一般市民が参加して経済の活性化に貢献できる。使用期限がないため、貯蓄に回されてしまいがちになる定額給付金などの現金給付策よりもずっと効果があるような気がするが、こんな風に考えるのは素人考えでしょうか。
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