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地震発生から 4 日経過して

 地震が発生してから丸 4 日が経過しようとしているが、ここ関西では以前とほとんど変わらない日常が続いている。この 4 日間の変化と言えば、テレビ番組が地震関係の報道一色になったことぐらいだ。本当に同じ国で起こったことなんだろうか、というくらいに平和な日常を送っていることを申し訳なく感じてしまう。

 地震のことを知ったのは、仕事中にいつも聴いていいる MBS ラジオのニュース速報を通じてだった。かなり大きな地震とのことだった。阪神大震災を経験し、神戸や西宮の崩壊したビルをこの目で見た者としては(1 カ月程度のガス供給停止で済んだ者がこういうことを言うと、本当の被災者に叱られると思うが)、正直「あの地震と比べたら、どうってことない地震だろう」くらいに思っていた。しかし、その後の報道番組で地震の実態を知るにつれて、自分の認識が間違っていたことを理解した。よくわかりました。何も知らずに勝手に判断してごめんなさい。津波に襲われた東北地方の各町の映像は、私に謝罪を要求しているかのごとく、悲惨な状況を映し出していた。

「この人ら、本当にすごいな」
建物に取り残された人たちを救助する救助隊の映像を見て妻が言う。
「そうやなあ。こういう人らって、人の命が救えるなら、最悪自分の命を落としてもいいっていうくらいの覚悟ができてるんやろなあ。本当にすごい」と私。
本当に、こういう人たちの貢献を見ていると、人間ってすごいなあと心から思える。

 また、ユニクロの柳井社長が個人として 10 億円を寄付したというニュースや、大阪の一般女性が匿名で 1,000 万を寄付したというニュースを耳にすると、本当にすごいなあと思う。いくら、金持ちであったとしても、10 億円が惜しくないはずがない(と一般庶民の私などは思ってしまう)。

「それぞれの人が、それぞれの分野で、しかるべきときに本領を発揮すればいい。今は、救助のプロが本領を発揮してくれてます」
ある人がこんな内容のことを言っていた。そのとおりだと思う。これといった影響力もなく、お金も持っていない私のような一般人ができることといえば、できる範囲で寄付をすることぐらいである。あとは、影響がほとんどなかった地域の人間として、普通に仕事をし、普通に消費をして、経済活動を低下させないことである。

 J リーグは 3 月開催予定の試合の中止を決定し、プロ野球も開幕の延期を検討しているらしい。高校野球は予定どおり行われるんだろうか。高校野球は別として、プロのスポーツ選手の本領は、すばらしいプレーを通じて国民に元気や感動を与えることである。こんなときだからこそ、自粛するのではなく、たとえ全試合でなくてもいいから、開催する方向で考えてほしい。電力を大量に使用するナイターなどが問題となっているのであれば、西日本を中心に開催するといったことは不可能なんだろうか。関西地区で普段見られない試合が見られるのであれば、私は是非見に行きたい。入場料に寄付金が上乗せされたとしても、多くの人が喜んで支払うだろう。こういった行為が、一般市民の本領の発揮の仕方だと思う。

 まだまだ書きたいことはあるが、考えがうまくまとまらない。






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