イメージ
およそ半年ぶりの更新。また書きたいモードになったので、いつまで続くかわからないけど、しばらくの間、ちょくちょく更新してみようと思う。
人間というものは、他人に対して勝手なイメージを持つものである。
私の場合、俳優の高嶋兄弟のイメージがどうしても逆なんじゃないかと思ってしまう。つまり、高嶋政宏氏と高嶋政伸氏の顔と名前のイメージが一致しないのである。政宏氏はどちらかというと政伸という感じの顔をしているし、政伸氏はどちらかというと政宏という感じの顔をしている。だから、この兄弟をテレビで見ると、「これは、政宏っていう感じの顔をしているほうだから政伸だな」といった具合に、頭の中で高嶋変換を行っている。こんな違和感を持ってるのは、世の中広しと言えども私だけだろうか。
私の中で、数十年にわたってイメージがほとんど変わらない芸能人がふたりいる。大滝秀治氏と岡本信人氏だ。
大滝秀治氏は、私が 10 代のころすでにおじいさんだった。プロフィールを見ると、1925 年生まれとなっているので、私が子どものころは 40 代 ~ 50 代だったことになる。今から考えると、まだおじいさんという年齢ではないのだが、私の中のイメージとしてはすでに 70 ~ 80 才くらいのおじいさんだった。そして、今もそのイメージは変わらない。私の中で、大滝秀治氏は永遠のおじいさんである。
もうひとりの岡本信人氏は、私が小学生のころに、当時人気があった『肝っ玉かあさん』や『ありがとう』といったホームドラマに出演していた。1948 年生まれということなので、当時は 20 代前半のバリバリの若者だったことになるが、子どもの私の目にはばりばりのおじさんに見えた。この人のイメージもいまだに変わらない。若いときでも年をとっても、常に 30 代後半 ~ 40 代前半というイメージを与える変わった人である。岡本信人氏は永遠の中年。
最後に、私が小学生のころ V9 時代の読売巨人軍を率いていた川上哲治氏についても、私は当時は相当なおじいさんだと思っていた。決しておじいさんという年齢ではなかったのだが。現在、当時の川上監督を映像で見ると確かに年相応に見える。子どもっていうのは、大人の年齢を正しく判断できないから、このような思い込みは仕方ないのかもしれないが・・・。
イメージっていうのはもともと勝手なものであるが、ほかの人が自分にどんなイメージを持っているのか、気になるようなならないような。
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