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高校生レストラン

「この子どこかで見たことあるんやけど、誰やったかな?」
ドラマ『高校生レストラン』で、料理が上手い左利きの高校生を演じている男の子。見たことがあるのは確かなのだが、誰なのかわからない。
「風のガーデンに出てた子やん。変な花言葉を言う男の子」
と妻が教えてくれた。

 そのとおりだ。間違いなく『風のガーデン』の男の子である。神木隆之介という名前らしい。妻は、「どこかで見たことがある顔」の正体を必ず言い当てる。もし、「どこかで見たことがある顔言い当て大会」というものがあれば、優勝するんじゃないだろうかと思うほどだ。

 楽しみにしていたドラマ『高校生レストラン』が先週の土曜日に始まった。三重県多気郡多気町に実在する三重県立相可高校「食物調理科」が運営する「まごの店」をモデルにしたドラマである。三重県人としてはやっぱり見逃すわけにはいかない。三重県を舞台にした本格的なドラマは、私が知る限りでは初めてである。

 私はドラマの内容そのものよりも、まずはことばに注目していた。もし三重県の田舎町で標準語が話されていたら、三重県人としては興ざめだからだ。しかし、近からず遠からずという感じの伊勢弁で、だいたい 70% くらいのリアル性があったと思う。ただし、女子高生がそろいもそろって自分のことを「ウチ」と言っているのを聞いて、「いまどき、そんな女子高生はおらんやろ」と突っ込まずにはいられなかったが。

 どこが舞台であろうとも、ドラマにおける方言では、「それらしさ」や雰囲気やわかりやすさが求められるのであって、100% 正しい方言を再現することはそれほど重要なことではないのだろう。ただ、Tokio の松岡昌弘氏が演じる、元銀座の一流料理人の村木信吾は多気町出身という設定なのに、ずっと標準語で通していたことが不自然で気になった。しかし、これはジャニーズルールということで大目に見ることにする。

 肝心のドラマの内容は、つかみは OK と言う感じだった。今後、相可高校の調理クラブの高校生たちが、松岡氏が演じる元銀座の一流料理人の指導の下、どういう過程で評判の高校生レストランを開店し、運営していくのか、興味津々である。料理をテーマにしたドラマや教育をテーマにしたドラマは今までもあったが、この 2 つが合体したドラマは過去にないだろう。よくある学園ものとは違う、今までにないタイプのドラマとして今後の展開が楽しみだ。妻は「海猿の伊藤英明が、こんな田舎もんの役やってなんか変」などと言っていたが、仙ちゃんはなかなかいい味を出していたと私は思った。

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