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「おっとりしてる」は誉めことば?

私は昔から「イメージと違っておっとりしてる」とか「こんなにおっとりしてるとは思わなかった」などと言われることが多い。つい最近も、「こんなに おっとりした感じの人だと、 昔は全然 気付かなかった」と言われてしまった。

私の中では、「おっとりしてる」はあまりいいイメージのことばではない。「ぼうっとしてる」とか「能(脳)天気」とか「鈍い」の類義語みたいで、どちらかと言えば否定的な響きがする。

ちなみに新明解国語辞典と広辞苑では、「おっとり」は以下のように定義されている。

おっとり(副)
いい環境に育ち、競争心が無かったり人を警戒する気持が無かったり することを表わす。
(新明解国語辞典)

おっとり
こせつかないで、ゆったりしているさま。おおようなさま。
(広辞苑)

新明解国語辞典の定義には否定的な意味合いも含まれているが、広辞苑の定義はどちらかと言えば肯定的だ。

どっちにしても、私に面と向かって言うのだから、相手は否定的な意味合いで言っているのではないと思うが、これを言われるたびに、喜ぶべきなのか、がっかりすべきなのか、複雑な気持ちになる。

見た目とギャップがあるのはいいことだと言うが、これはプラス方向のギャップでないとだめだ。「おっとりしている」はプラスのギャップなんだろうか。

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