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「おれおれさん、お待ちしておりました」のCM

「えっ?おれおれ?」
「母さんおれだよ」
「あら、おれおれさん。お待ちしておりました」

このような電話での会話で始まる AC(公共広告機構) の広告、最初は「おれおれ詐欺」に対する注意を促す CM だと思って見ていた。ところが、おれおれ詐欺ではなくて、本当の親子の会話だということが次第にわかってきた。

でも、そうだとすると、「で、今日はどんな手口で?」とか言ってるこのおばあちゃん、あまりにもしつこすぎないか?息子の光太郎(?)も、「まだ言いますか?」とか言っているし。

最終的には、「たまには親にご機嫌伺いしましょう」というメッセージを伝えたかったんだということはわかる。でも、大どんでん返しをくらったような感じがして、見ていて気持ちが悪い CM なんだよなあ。最後まで見ても、やっぱりあれは「おれおれ詐欺」だったんじゃないの?って思わせてしまうような雰囲気もあるし・・・。

この親子の会話が変によそよそしいから?親子の会話なんて人それぞれなんだろうが、私にしてみれば母親も息子もことばが丁寧すぎて、しっくりこない。丁寧なことば遣いで、逆にふたりの関係の遠さを感じてしまう。ご機嫌うかがいがテーマなら、もうちょっと違う表現の仕方があったような気がする。

CM「オレオレ詐欺さん」に<賛否>両論?! @火山の「人知れぬ涙」 でも、同じ疑問を呈している。やっぱり、同じように思っている人ってたくさんいたんだ。









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comments

突然ですが・・・
最近、主人を亡くしまして特にこの「ごきげんうかがい」というCMが身にしみます。
おれおれ詐欺のキャンペーンと同時に日本人なら(老人なら)この心情がよく解るCMだと思います。
日頃、家族(離れた)と会話をしていたら、またお互いの日常を知っていたなら、おれおれ詐欺に遭わないと思います。

勝手ながら、私のブログで動画を使わせて頂きたいと思います。

  • ゼラチン
  • 2009年11月30日 10:31

ゼラチンさん、コメントありがとうございます。

このCMで伝えたかったことは、「おれおれ詐欺に注意しましょう」ではなく、「離れて住む家族に、たまには連絡を取りましょう。ご機嫌うかがいをしましょう」だと思うのですが・・・。そうであれば、その伝えたいメッセージが最後まで伝わりにくい、わかりにくいなと思ったのです。

「おれおれ詐欺」を使わずに、もっと普通の親子のほのぼのとした会話で「ご機嫌うかがい」の大切さを伝えたほうが、わかりやすかったのではないかと思いました。「おれおれ」のインパクトが強すぎて、主題がぼやけてしまっている感じがします。

  • くにしろ
  • 2009年11月30日 11:45

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