記憶
昨日 Twitter で、「東京オリンピックはまったく記憶にない。記憶にある最初のオリンピックはメキシコ。当時、オリンピックは常にメキシコでやるものだと思っていた」とつぶやいていたところ、同世代のふたりの方から「僕はかすかに東京五輪の記憶があります」だとか「東京のときは世間の雰囲気だけ記憶に」といったようなリプライがあった。私の認識が正しければ、ふたりとも私よりも 1 歳若いはず。
東京オリンピックが開催されたとき私は 4 歳。ということはこのふたりは当時 3 歳ということになる。驚きだ。さらにひとりの方は、3才くらいの頃からいろいろなことが記憶にあるという。私の 3 歳の時の記憶といったら 1 つしかない。長良川の鵜飼を見に行った記憶だ。この出来事は、川と船と鵜の鮮明な映像とともに記憶しているのだが、これが唯一の記憶でほかのことは一切覚えていない。私の場合、いろいろな記憶があるのはせいぜい 5 ~ 6 歳のころからだと思う。
そういえば、「0 歳のときに飛行機に乗ったことを覚えている」と言っていた知人がいたことを思い出した。そんなことが本当にありえるのか。また、生まれたばかりの赤ちゃんは、自分が母親の胎内にいたころのことを覚えていると聞いたことがある。赤ちゃんはしゃべれないのでその記憶を伝える術がないのだが、「しゃべれるようになったら、お母さんのおなかの中にいたときのこと教えてね」と言い続けていると、しゃべれるようになったときに胎内の様子を話し出すらしい。
さすがに、母親の胎内にいた時のことを覚えているおとなには出会ったことがないが、広い世の中には、胎内時代の記憶がある人もいるかもしれない。でも、このような記憶の差っていうのはどこから生まれてくるんでしょう。ひょっとして、4 歳以下の時の記憶がほとんどない私の記憶力には、何か欠陥があるんでしょうか。
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