純喫茶って死語?
おしゃれな喫茶店にひとりで入るのはなんとなく気恥ずかしい。ガラス張りで外から丸見えの喫茶店などは最悪だ。
私が好きな喫茶店は、ちょっとだけおしゃべりのおばあちゃんがやっているような、昔風のあんまりおしゃれじゃない喫茶店。いわゆる「ダサい」店。写真が背景になっている壁掛け時計なんかが飾ってあるようなところだとなおよい。
学生のころ「純喫茶」っていう看板をよく目にしたが、最近はあまり見ない。当時友人に、「純喫茶ってのは飲み物を中心とした店で、食べるものはカレーやピラフなど、簡単なものをせいぜい 3 ~ 5 種類くらいまでしか出さない店だ」と教えられた。これが純喫茶の定義だと、ずっと思ってこれまで生きてきた。
ところが、「純喫茶とは、酒類を扱わない、純粋な喫茶店のこと。酒類を扱い、女給(ホステス)による接客を伴う「特殊喫茶」に対しての呼称」(Wikipedia)だそうだ。へえ~、そうなんや。
でも、この純喫茶ってことば、ものすごく昭和の香りがする。
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