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男は黙って天津飯

 今日もランチは天津飯。これで 3 日連続天津飯だ。きっかけは、先週の『秘密のケンミン SHOW』。同番組によると、東京の天津飯はケチャップ味の赤い餡がかかっているとのこと。そして、それほど人気があるメニューではないらしい。東京で天津飯を食べたことなんてないので真偽のほどはわからないが、ケチャップ味の赤い餡がかかった天津飯はちょっと想像できない(ああいいう番組では、「そういうこともある」という事象を例外なき事象のように表現するので、100% 信じているわけではなが)。それに対して、大阪人は天津飯が大好きなのだそうだ。私も、大阪人ではないが天津飯は大好きだ。中華料理のベスト 3 に確実に入るほど好きだ。

 そういうわけで天津飯が無性に食べたくなり、一昨日ちょっとおしゃれな中華料理店で天津飯を注文したのだが(写真はこちら)、求めていたものはとちょっと違っていた。具沢山で上品な味。確かに美味しかったのだが何か違う。それで、翌日(昨日)は町の小汚い中華料理屋の天津飯を食べてみた。これも決してまずくはなかったが、私が求めていたものではない。こうなったら、満足できる天津飯にたどり着くまでやめるわけにはいかない。これが、3 日も連続して取り付かれたように天津飯を食べ続けた理由である。

 正直に言うと、もうこれ以上天津飯は食べたくない。連続天津飯生活に終止符を打つべく選んだ店は京都王将(正式名称は餃子の王将)。川西に京都王将はないので、わざわざお隣の伊丹市まで出向いた。久しぶりに食べる京都王将の天津飯は私が求めている要素をほぼ満たしていた。世の中にはもっと上等で高級食材を使った美味しい天津飯はいくらでもあるんだろうが、私はこういうベタな天津飯が好きだ。王将の天津飯は 399 円。量が少なそうに見えるが、皿の底が見た目よりも深く、腹一杯になる。コスパ的には間違いなく 1 位の天津飯だと思う。大満足。明日から天津飯を食べなくてもいいと思うとほっとした。

京都王将(餃子の王将)の天津飯

今日の標語: 男は黙って天津飯。女はぺちゃくちゃオムライス。

歯医者までもがハロウィーン

 100 円ショップがハロウィーングッズであふれかえっているのを見て、ハロウィーングッズってそんなに需要があるものなんだろうかと疑問に思ったのは 1 カ月半ほど前。それからしばらくして、町のあちこちでハロウィーンのかぼちゃを見かけるようになった。花屋、ケーキ屋、飲食店などの飾り付けがすっかりハロウィーン仕様になっている。そうか、あの大量のハロウィーングッズは、こういう店を対象としたものだったか。それなら、大量のハロウィーングッズが売られている理由がわからないでもない。

 しかし、日本でハロウィーンというものが知られるようになったからといって、それはあくまでもケーキ屋や飲食店でのビジネス利用であって、クリスマスみたいに一般家庭で何かをするなんてことにはまだなっていない。ついこの間までそう思っていた。ところが、先日普通の家の庭でハロウィーンの衣装を着た子どもたちを見かけてびっくり。SNS でも、ハロウィーンの衣装を着た大人や子どもたちの写真がちょくちょくアップされている。今日は、ハロウィーン仕様にしている歯医者を発見して「う~ん」と唸ってしまった。歯医者までもがハロウィーン?

ハロウィーン仕様の歯医者

 いつからこんなことになったんだ。私がハロウィーンというものの存在を知ったのは中学生のときだ。NHK のラジオ英会話でハロウィーンのことが取り上げられていて、「へえ~。欧米ではそういう習慣があるのか」と思ったことを覚えている。その時は、まさか日本にハロウィーンが定着する日(?)が来るとは思わなかった。

 ハロウィーンの決まり文句と言えば Trick or treat。日本語に訳すと「お菓子をくれないといたずらするぞ」。日本人がいくら欧米の習慣を表面的に真似るのが好きでも、まさか子どもたちが 「Trick or treat」と言いながら、近所の家を回る日が来るとは思えない。だいたい、日本の子どもに「お菓子をくれないといたずらするぞ」などという恐喝みたいな台詞は似合わない。「お手伝いするからお菓子をちょうだい」くらいがかわいくていい。

 日本人はどんなことでも日本流にアレンジするのが得意だから、今後ハロウィーンは子どもたちに地域社会の活動の手伝いをさせる日にしたらどうだろう。掃除でも何でもいい。子どもたちに何かをさせて、褒美にお菓子をあげればいい。「お手伝いするからお菓子をちょうだい」と言いながら子どもたちが集まってくる。お菓子業界も潤うし、地域社会の活性化につながるかもしれない。そんなことをぼんやり考えてみたハロウィーンの日でした。

ロングブレスウォーキング始めました

 40 代のころは、食事量をちょっと減らすだけで簡単に減量できていたのに、最近はがんばってもなかなか体重が落ちなくなってしまった。ウォーキングも続けているが、さほど効果を感じない。お腹のぽっこりレベルも、そろそろしきい値を超えそうな勢いで増大している。いや、もう超えているのかもしれない。

 先日 MBS ラジオを聴いていたら、俳優の美木良介氏がゲストとして登場した。映画か何かの宣伝だろうと思っていたら、ロングブレスダイエットの宣伝だった。何となく、毎日 30 分、1 時間ウォーキングしていてもほとんど効果がないが、ウォーキングにロングブレスを取り入れることによって、確実に体脂肪率が下がり身体が引き締まってくるという。 DVD が付属しているので、それを観るだけでやり方を簡単にマスターできるらしい。美木さんの話を聴いているうちに、ロングブレスダイエットにすごく興味が湧いてきた。すぐさま Amazon にアクセスして、衝動ポチリをしてしまった。

 昨日、待ちに待った『美木良介のロングブレスダイエット 必やせ最強ブレスプログラム』が届いた。DVD でロングブレスのやり方は大体理解できた。3 秒で息を吸って 7 秒で吐くのが基本のやり方らしい。ウォーキングに応用する際は、4 歩で息を吸って 8 歩で吐くとのこと。

 今朝は雲ひとつない快晴。絶好のウォーキング日和だ。昨日覚えたロングブレスウォーキングを早速試すべく、午前中からウォーキングに出かける。何となく歩くのに比べて、確かに負荷がかかっていて、消費カロリーも高いような気がする。ポイントは、ロングブレスをやっている間は常にお腹に力を入れて引っ込めた状態を維持することらしい。1 カ月も続ければ、確実に身体が引き締まってきたことが実感できるとのこと。とにかく、1 カ月続けてみることにする。身体の引き締まりや体脂肪の低下だけでなく、身体のさまざまな不具合の解消に効果があることを期待して。

419863422XDVDで完璧にわかる! 美木良介のロングブレスダイエット 必やせ最強ブレスプログラム
美木良介
徳間書店 2012-06-29

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「広島に行かずして広島風のお好み焼きを食べるぞ」大作戦

 久しぶりに仕事が途切れて時間ができたので、かねてから実行したいと思っていた「広島に行かずして広島風のお好み焼きを食べるぞ」大作戦を実行することにした。大阪で広島風のお好み焼きが食べられる広島風お好み焼きプラザがあるのは JR 東淀川駅の駅前。今年の 6 月に行った広島のお好み焼きが恋しくなって、しばらく前からウズウズしていた。

 この店の存在を知ったのは 30 年近くも前のこと。実は大阪に来たばかりのころ、この辺りに住んでおり、その時によく行っていた店なのである。広島風のお好み焼きを食べるついでに、若い頃に住んでいた町を歩いてみたくなったなったので、今日は行楽の秋よろしく、小旅行を楽しむことにした。

 JR 東淀川駅の西口を降りると昔どおりの場所にプラザが見える。大阪で、こんな風に広島風を前面に押し出しているお好み焼き屋はちょっと珍しい。店内も昔と変わらない。カウンター席 7 ~ 8 席とテーブル席が 3 つ。カウンターは満席だったので、テーブル席に座る。

広島風お好み焼きプラザ

 モダン焼きの豚(広島風に言うと、「豚玉そば」?)を注文して待つこと 10 分。広島風のお好み焼きがやってきた。当時は、これが本場の広島の味だと思っていたのだが、実際に広島のお好み焼きを経験したあとに食べてみると、本場の味とはちょっと違うような気がする。厳密に言うと、広島風お好み焼き大阪仕様と呼ぶべきなのかもしれない。それでも、私にとっては懐かしい味を十分に堪能できた。

広島風お好み焼きプラザの豚モダン

 満腹になったあとは、東淀川の商店街をぷらぷら歩いてみた。当時の店もそのまま残っていたが、当然新しい店もできている。シャッターが閉まっている店もちらほらとあり、平日だからかもしれないが、当時と比べるとやや賑わいが薄れていたような気がする。

 東淀川商店街の散歩をひととおり終えて、東淀川駅から電車に乗った。せっかくの小旅行なので、大阪駅で途中下車して Osaka Station City を見物して帰ることにする。大阪駅を下車してびっくり。とっても近代的になっている。まず、テレビや写真でしか見たことがない時空の広場に行ってみた。そのあと、ルクアだとか、JR 三越伊勢丹などに入ってみたが、特に目的があったわけでなないので、それほどおもしろくはなかった。私が知っている大阪駅とはまったく景色が違う。浦島太郎になったような気分だ。しかし、私が大阪でサラリーマンをし、毎日大阪駅を利用していたのはもう 14 年も前のこと。14 年も経てば変わって当然である。

 「広島に行かずして広島風のお好み焼きを食べるぞ」大作戦をメインとした小旅行を楽しんだ、さわやかな秋の 1 日でした。

1 試合で少なくとも 51 人が死ぬスポーツ

 セ・リーグのジャイアンツに続き、昨日北海道日本ハムファイターズがパ・リーグの優勝を決めた。ダルビッシュが抜けた今年の日本ハムはあまり強くないだろうという、専門家の大方の評価を覆して見事に優勝。これから、クライマックス・シリーズ、日本シリーズと、野球ファンにとってはワクワクする季節がやってくる。

 野球に関して、以前から不思議に思っていたことがある。それは、野球用語にはやたら、「死」とか「殺」とか「刺」という物騒な文字が使われているとういうことだ。まず、1 アウト、2 アウトのことを日本語では、「一死」「二死」と表現する。「死」や「殺」が使われている野球用語には、ざっと思いつくだけで以下のようなものがある。

  • 補殺
  • 刺殺
  • 挟殺
  • 封殺
  • 併殺
  • 左バッター殺し
  • ひとり一殺
  • 三重殺
  • 牽制死
  • 盗塁死
  • 憤死

 また、1 番バッターのことを切り込み隊長、4 番(ホームラン)バッターを大砲・主砲などと呼ぶこともあり、野球ほど戦争を連想させるスポーツはない。日本における野球というスポーツは、1 回の攻撃で 3 人の死者を出すまでに(3 人の死者を犠牲に)、何人を無事自軍の砦(本塁)に生還させるかを競うというコンセプトに基づいている。元々英語のアウトには、死ぬとか殺すという意味はないと思われるが、なぜ日本ではこんなに戦争ちっくなスポーツになってしまったんだろう。野球が日本に入ってきたのは確か明治時代。このころの日本の風潮がそのまま反映されたんだろうか。

 野球のもう 1 つの不思議は攻撃と守備。もちろん、バットを持って球を打ち返す側が攻撃側と呼ばれるのだが、私には攻撃と守備が逆に思えて仕方がない。守備側の主役はピッチャー。当たりどころが悪ければ文字通り死んでしまうかもしれない 150 キロの球をバッターに向かって投げる。戦争に例えるなら、これは弾丸もしくは砲弾である。このような恐ろしいものを投げつけてくるのだから、これは明らかに攻撃である。それに、ピッチャーが行動を起こさない限り、バッターは何もできないの。主導権を握っているのはピッチャーだ。どう考えても、主導権を握っている側が攻撃側だと思う。

 攻撃を受けたバッターは、恐ろしい弾丸をバットで打ち返さないといけない。打ち返した弾丸が敵に直接取られたり、1 つ目の砦(一塁)に到達するまでに弾丸を砦に返されたりすると、バッターは刺殺される。このような攻撃をかいくぐって、どうにか生き残る率が 3 割を超えていれば一流バッターと呼ばれるのだからおもしろい。

 食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋など、秋にはいろんな修飾語が付くが、私にとっては、野球観戦の秋到来だ。

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