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ナンを焼いてみました

 私は無印良品が好きで、文房具は無印良品で買うことが多い。無印良品は文房具だけでなく、食品もなかなか魅力的なものが揃っている。先日、無印良品に文房具を買いに行ったついでに食料品売場を覗いてみたら、「フライパンでつくるナンミックス」なるものを見つけてしまった。手にとって眺めているうちに、自分でナンを焼いてみたくなり買って帰った。

無印良品の「フライパンでつくるナン」)

 ナンミックスの粉に水とオリーブオイルを混ぜてこねること 5 分。パン生地のようなものができた。これを 2 つに分けて 20 分ほど寝かせる。作り方の説明を読むと、「小麦粉(打ち粉)をふったまな板に生地を乗せ、麺打ち棒を使って長さ 25 ~ 30 cm の楕円状にのばす」となっている。わが家には麺打ち棒などというハイレベルなものはないので、菜箸で適当にのばしてみた。

ナンミックスを 5 分間こねる

 楕円状にのばしたナンミックスをフライパンで焼く。見る見るうちにふっくらしてきて、ナンらしくなってきた。1 分ほどで裏返してさらに 1 分ほど焼いてみた。今日はこれを 2 枚焼き、同じく無印良品で買ったレトルトのキーマカレーをつけて食べた。初めてにしてはまずまず上手くできた。80 点の出来というところか。厚いところと薄いところの差があるのが -20 点の理由だ。次回は、麺打ち棒を入手して、もっと均等に薄くのばすことにする。手作りナンはしばらくの間マイブームになりそうだ。

無印良品の「フライパンでつくるナン」で焼いたナンと無印良品のキーマカレー

お車の運転などは大丈夫ですか?

 12 時をちょっと過ぎていただろうか。税務署に行ったついでにその近くの王将に入る。店内はごった返している。けっこう広い店なのに満席だ。10 分ほど待つ。名前が呼ばれ、カウンター席に案内された。ミニ天津飯と餃子を注文する。最近、王将ではこの組み合わせばかり食べている。

 隣の席が空き、中年男性が座る。
「ミニラーメンとミニチャーハンと生ビール中」
とその男性が注文。「昼間っからビールか。ええなあ」などと思っていると
「お車の運転などは大丈夫ですか?」
と店員が聞く。この発言の意図はわかる。平たく言うと「車で来てないでしょうね。車で来てるんだったら飲ませませんよ」ということなんだろう。おそらく、車で来ていることを知っていながら飲ませたら、店側も法的な責任を問われるのだと思う。だから、アルコールを注文した客に対しては、車で来店していないことを確認することがマニュアルで決められているのであろうことは容易に想像できる。

 もちろん、車で来店していないことを確認することは重要なことなのだが、「お車の運転などは大丈夫ですか」は曖昧さの固まりのような質問だ。ひねくれて考えるなら、「ビールを飲んでもちゃんと運転できますか」と聞いているようにも解釈できる。あとで、問題になったときに、客は「ビールを飲んでもちゃんと運転できるかとは聞かれたけど、車で来ているなら飲ませないとは言われなかった」と言うかもしれない。

 法的責任という観点からすれば、「お車でご来店のお客様にはアルコール類は販売できない規則になっておりますが、お車でご来店ではないですよね」などと言うべきだ。しかし、ここまで言ってしまうと何だか上から目線っぽくてあまりいい感じはしない。「お車でご来店されてませんね」あたりが適当かもしれない。

 「お車の運転などは大丈夫ですか?」という質問はいかにも日本(語)的だ。「全部言わなくても、言いたいことはわかるでしょ。察してくださいね」的な要素が満載である。しかし、こういう曖昧さやふんわりした言い回しは日本人と日本語のいいところでもある。そんなことをぼんやり考えながら天津飯と餃子を堪能した今日のランチタイムだった。

「廿」という字は何と読む?

 昨夜深夜番組を見ていたら、「廿」という字は何と読むという問題が出されていた。広島県に廿日市(はつかいち)という市がある。ということは「廿」は「はつ」と読むんだろうか。しばらくして解答が発表された。「廿」は、単独では「にじゅう」と読むらしい(音読みでは「ニュウ」「ジュウ」)。試しに携帯で「にじゅう」と入力してみたら、確かに変換候補として「廿」が表示される。なんでも、「十」が横に2 つ並んでいるから「にじゅう」なんだそうだ。えっ!そういう冗談みたいな由来の漢字なのか。

 Weblio で「廿」を調べてみると、「熟字訓: 廿日(はつか)」となっている。そうか、廿日 = 二十日で、「はつか」と読むのであって、単独で「はつ」と「か」ではないのか。そして、こういうのを熟字と呼ぶのか。ひとつ賢くなった。

 漢字の読みと言えば、長年疑問に思っていたことがあった。浜 木綿子という女優さんがいるが、どうして「木綿子」と書いて「ゆうこ」と読むのか、ずっと疑問に思っていたのだ。名前、しかも芸名なんだから、どんな字を書いてどう読もうがかまわないのだが、それでも木綿子と書いて「ゆうこ」と読むゆう子さんにはこれまで出会ったことがない。

 この疑問をツイッターでつぶやいたところ、何人かの方に、それは植物の浜木綿(はまゆう)に由来しているんだと教えてもらった。そうか、植物の「はまゆう」は浜木綿と書くのか。しかし、廿日 = 「はつか」と同様、浜木綿を「浜」と「木綿」に分解するのは反則だ。浜木綿の場合、たまたま「浜」を単独で「はま」と読めるが、「木綿」は単独で「ゆう」とは読めない。聖 林吉と書いて、「はり うどきち」と読むようなものだ(聖林 = ハリウッド)。芸名の読みなので目くじらを立てることではないのだが・・・。

 いずれにしても、長年の疑問が解けてすっとした。漢字と漢字が組み合わさってまったく別の読み方をする日本語。難しくもありおもしろくもあり。漢字や日本語については、まだまだ知らないことがいっぱいあるんだろうな。ところで、「廿」を「にじゅう」と読むことは、広島県、とくに廿日市の人にとっては常識なんでしょうか。

商売繁盛で笹持って来い

 8 時に起床。久しぶりにぐっすり寝られた。ゆっくり朝ごはんを食べて、今日納品分の原稿の最終チェックを行なう。昨年の年末から三が日も休まず取り組んできた年またぎの仕事を納品してほっと一息つく。時計を見ると 11 時。今日は 1 月 10 日。十日えびすの日だ。ウォーキングを兼ねてとなり町の池田えびす(呉服神社)に行くことにした。商売繁盛を祈願するお祭りなので、ここ数年なるべくお参りするようにしている。

池田えびす(呉服神社)

 今宮戎、堀川戎、西宮戎と違って、池田えびすはそれほど混まないところがいい。ひと通りお参りしてから、最後に板を三度叩く。「三度たたけば幸ち来る」と書かれた板を木槌で三度たたいたあとお祈りをするのだが、生まれて初めてやったので何となく恥ずかしかった。このような板を叩く行為は、ほかの神社では見たことがないのだが、これは戎神社に共通のものなんだろうか。それともここ池田えびす(呉服神社)に特有のものなのか。ほかの戎神社に行ったことがないのでよくわからない。

叩き板。三度たたけば幸ち来る

 お守りも購入。昨年は健脚健康のお守りにしたが、今年は「黄金(こがね)景気かえる(帰る)守り」にした。これを所持して懸命の努力をすると必ず商売繁盛、金運に恵まれるとのこと。精一杯努力しますので、よろしくお願いしますね。

黄金景気かえる守り

 池田えびすを参拝したあとは、一風堂のからか麺を食べて帰る。一風堂のからか麺は辛くて美味い。あまりの辛さに真冬だというのに汗が噴き出た。

年賀メールと今年の運勢

 T さんから年賀メールが届き、何だかなあという気分になる。決して、年賀状をメールで済ますことがけしからんと思っているわけでははい。私自身も、ここ数年年賀状を一切出しておらず、年賀状をいただい方に電子グリーティングカードやメールを利用して返事をしたりしているので、そのことをとやかく言う資格はない。

 T さんからの年賀メールを何だかなあと思ったのは、それが一斉メールだったからだ。宛先は私のアドレスではなく、知らないアドレスになっている。おそらく BCC にいろんな人のアドレスを指定して一斉に送信したのだろう。年賀状なんて形式的なものだし、定型文を並べるだけのものなので、ひとりひとりに異なるメッセージを書けとは言わない。しかし、DM じゃないんだから、出すのであれば、全員同じ内容のコピペでもかまわないので、せめて個別送信にしてほしいなと思う。

 今日は3 日。昼ごはんを食べたあとウォーキングに出かける。途中神社に寄っておみくじを引いてみた。結果は「吉」。まずまずといったところ。例年なら 3 が日のうちの 1 日くらいは完全休養するのだが、今年は 3 日とも仕事をして過ごした。子どものころは、正月がいつまでも終わってほしくないと思っていたが、フリーランスとなった今は、正月に限らず大型連休はどうも落ち着かない。普通の週日がいちばんいい。これから週末になるので、世の中が完全に日常に戻るは 7 日あたりだろうか。早く来い来い日常。

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