「広島に行かずして広島風のお好み焼きを食べるぞ」大作戦
久しぶりに仕事が途切れて時間ができたので、かねてから実行したいと思っていた「広島に行かずして広島風のお好み焼きを食べるぞ」大作戦を実行することにした。大阪で広島風のお好み焼きが食べられる広島風お好み焼きプラザがあるのは JR 東淀川駅の駅前。今年の 6 月に行った広島のお好み焼きが恋しくなって、しばらく前からウズウズしていた。
この店の存在を知ったのは 30 年近くも前のこと。実は大阪に来たばかりのころ、この辺りに住んでおり、その時によく行っていた店なのである。広島風のお好み焼きを食べるついでに、若い頃に住んでいた町を歩いてみたくなったなったので、今日は行楽の秋よろしく、小旅行を楽しむことにした。
JR 東淀川駅の西口を降りると昔どおりの場所にプラザが見える。大阪で、こんな風に広島風を前面に押し出しているお好み焼き屋はちょっと珍しい。店内も昔と変わらない。カウンター席 7 ~ 8 席とテーブル席が 3 つ。カウンターは満席だったので、テーブル席に座る。
モダン焼きの豚(広島風に言うと、「豚玉そば」?)を注文して待つこと 10 分。広島風のお好み焼きがやってきた。当時は、これが本場の広島の味だと思っていたのだが、実際に広島のお好み焼きを経験したあとに食べてみると、本場の味とはちょっと違うような気がする。厳密に言うと、広島風お好み焼き大阪仕様と呼ぶべきなのかもしれない。それでも、私にとっては懐かしい味を十分に堪能できた。
満腹になったあとは、東淀川の商店街をぷらぷら歩いてみた。当時の店もそのまま残っていたが、当然新しい店もできている。シャッターが閉まっている店もちらほらとあり、平日だからかもしれないが、当時と比べるとやや賑わいが薄れていたような気がする。
東淀川商店街の散歩をひととおり終えて、東淀川駅から電車に乗った。せっかくの小旅行なので、大阪駅で途中下車して Osaka Station City を見物して帰ることにする。大阪駅を下車してびっくり。とっても近代的になっている。まず、テレビや写真でしか見たことがない時空の広場に行ってみた。そのあと、ルクアだとか、JR 三越伊勢丹などに入ってみたが、特に目的があったわけでなないので、それほどおもしろくはなかった。私が知っている大阪駅とはまったく景色が違う。浦島太郎になったような気分だ。しかし、私が大阪でサラリーマンをし、毎日大阪駅を利用していたのはもう 14 年も前のこと。14 年も経てば変わって当然である。
「広島に行かずして広島風のお好み焼きを食べるぞ」大作戦をメインとした小旅行を楽しんだ、さわやかな秋の 1 日でした。
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