見ている(聞いている)ほうが恥ずかしい
テレビを見ていて、自分のことのように恥ずかしくなることがある。
その 1 つが、最近人気を博している芸人 E.H の「グー」を連発するギャグ(ネタ)だ。E.H は別に好きでも嫌いでもないのだが、この「グー」が始まると顔をそむけたくなる。若手のお笑い芸人だったら何とも思わないのかもしれないが、自分と年齢も近く、見た目も割と上品っぽい女性がああいうギャグをやっている姿を見ると、自分の身内のことのように恥ずかしくなる。
E.H の「グー」とは比にならないくらい恥ずかしくなるのが、いい年をした芸能人がテレビのトーク番組とかで、自分の親を「お父さん」「お母さん」と呼んでいるのを聞いたときである。
10代のアイドル歌手とかだったら、「まあ、仕方ないか」とも思えるが、20 代後半、30 代半ばにもなって、平気で「お母さん」と言っている芸能人を見ると、何とも言えない恥ずかしさに襲われる。私たちの年代では、小学生の高学年くらいになれば、「他人には『父』『母』と言わないと恥ずかしい」と教えられたような気がする(少なくともそういう意識はあったと思う)。
公の場で自分の親を平気で「お父さん」「お母さん」と呼ぶいい年をした芸能人たちは、これまで誰にも「恥ずかしいよ」と注意してもらえなかったのだろうか?マネージャーとか、事務所の人とか、誰でもいいからちゃんと教えてあげてください。お願いします。見てるほうが恥ずかしいですから。
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