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本日はウォーキング日和なり

五月山動物園 久しぶりの晴天。「風薫る五月」ということばがぴったりの、初夏らしいすがすがしい日だ。今日みたいな日は家に閉じこもっているのがもったいなく感じる。絶好のウォーキング日和だ。せっかくなので、川西市のとなりの池田市にある五月山動物園に行ってみることにした。わが家からは歩いて 30 分ほどの距離にあり、ウォーキングコースとしては最適だ。

 五月山動物に到着すると、遠足の子どもたちでごった返していた。五月山動物園は、他ではあまり見ることができないウォンバットがいる動物園として有名らしい。遠足の園児たちに混じって、せわしなく動き回るアライグマに見入ってしまった。残念ながら、食べ物を洗っているところは見られなかったが。しかし、羊の耳って、前からこんなにアンモナイトみたいだっただろうか。

 今日の歩行数は 8,548 歩。ちょっとした森林浴気分も味わえて、なかなかナイスなウォーキングだった。たまには、いつもと違う景色の中を歩かないとね。仕事でも日常でも、ちょっとした変化は重要である。今日みたいな気持ちのいい日は、久しぶりに外でビールを飲んでみたくなる。ウォーキング日和はビール日和なり。

五月山動物園のアライグマ

五月山動物園のアライグマ



五月山動物園の羊

五月山動物園の羊。耳がアンモナイト



五月山動物園のエミュ

五月山動物園のエミュ



五月山動物園のアルパカ

五月山動物園のアルパカ

高校生レストラン

「この子どこかで見たことあるんやけど、誰やったかな?」
ドラマ『高校生レストラン』で、料理が上手い左利きの高校生を演じている男の子。見たことがあるのは確かなのだが、誰なのかわからない。
「風のガーデンに出てた子やん。変な花言葉を言う男の子」
と妻が教えてくれた。

 そのとおりだ。間違いなく『風のガーデン』の男の子である。神木隆之介という名前らしい。妻は、「どこかで見たことがある顔」の正体を必ず言い当てる。もし、「どこかで見たことがある顔言い当て大会」というものがあれば、優勝するんじゃないだろうかと思うほどだ。

 楽しみにしていたドラマ『高校生レストラン』が先週の土曜日に始まった。三重県多気郡多気町に実在する三重県立相可高校「食物調理科」が運営する「まごの店」をモデルにしたドラマである。三重県人としてはやっぱり見逃すわけにはいかない。三重県を舞台にした本格的なドラマは、私が知る限りでは初めてである。

 私はドラマの内容そのものよりも、まずはことばに注目していた。もし三重県の田舎町で標準語が話されていたら、三重県人としては興ざめだからだ。しかし、近からず遠からずという感じの伊勢弁で、だいたい 70% くらいのリアル性があったと思う。ただし、女子高生がそろいもそろって自分のことを「ウチ」と言っているのを聞いて、「いまどき、そんな女子高生はおらんやろ」と突っ込まずにはいられなかったが。

 どこが舞台であろうとも、ドラマにおける方言では、「それらしさ」や雰囲気やわかりやすさが求められるのであって、100% 正しい方言を再現することはそれほど重要なことではないのだろう。ただ、Tokio の松岡昌弘氏が演じる、元銀座の一流料理人の村木信吾は多気町出身という設定なのに、ずっと標準語で通していたことが不自然で気になった。しかし、これはジャニーズルールということで大目に見ることにする。

 肝心のドラマの内容は、つかみは OK と言う感じだった。今後、相可高校の調理クラブの高校生たちが、松岡氏が演じる元銀座の一流料理人の指導の下、どういう過程で評判の高校生レストランを開店し、運営していくのか、興味津々である。料理をテーマにしたドラマや教育をテーマにしたドラマは今までもあったが、この 2 つが合体したドラマは過去にないだろう。よくある学園ものとは違う、今までにないタイプのドラマとして今後の展開が楽しみだ。妻は「海猿の伊藤英明が、こんな田舎もんの役やってなんか変」などと言っていたが、仙ちゃんはなかなかいい味を出していたと私は思った。

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飴ちゃんとお猿さん

 関西、特に大阪のおばちゃんの特性の 1 つとして、飴を携帯する性質が挙げられる。そして、大阪のおばちゃんたちは飴のことを「飴ちゃん」と呼ぶ。これは関西だけで見られる現象のようであるが、なぜ飴は「ちゃん」付けで呼ばれるのか。不可解である。ほかに「ちゃん」付けで呼ばれる食べ物としては、マロニーちゃんがあるが、これは商品名なので飴ちゃんと同等に扱うのはちょっと違うような気もする(「マロ二ーちゃんは、なぜに「ちゃん」呼び?」を参照)。関西限定ではあるが、大人どうしの会話において、「ちゃん」付けで呼ぶことが許されている食べ物は飴しかないと思われる。

 「ちゃん」ではなく、「さん」付けで呼ばれる食べ物なら、お豆さん、お芋さん、お粥さん、おいなりさん、おあげさんなどが思い浮かぶ。共通点は、「お」が付くことである。「お芋」や「お粥」など、「さん」を付けずに「お○○」だけでも成立することも共通点。ただし、飴ちゃんは「お飴」とは呼ばない。

 動物に対しても同じようなことが言える。象、キリン、ウサギなどは「さん」付けで呼ばれる。トラやサイなどは、たいてい呼び捨てだ。犬も普通呼び捨てである。ワンちゃんと呼ぶことはあるが、犬ちゃんとか犬さんとは呼ばない。正式な名称に「ちゃん」を付けで呼ぶ動物は思い付かない。猫は、かろうじて猫ちゃんや猫さんと呼べるような気がしないでもないが、普通はニャンコとかニャンコちゃんだと思う。ちゃん付けで呼ぶ例としては、ウサちゃんがあるが、これもどちらかと言うと、ワンちゃんの用法に近い気がする。

 動物の中で特別な扱いをされるのが猿である。猿については、食べ物と同じように、「お」付きで、「お猿さん」と呼ぶ。「さん」を付けずに「お猿」と呼ぶことがあるという点も食べ物とまったく同じである(「お猿」とは呼んでも、「お」抜きで「猿さん」と呼ぶこともあまりない)。

 どうして、飴だけが「ちゃん」付けで呼ばれるのか。どうして猿だけが、食べ物と同じ扱いをされるのか。呼び捨てと「さん」と「ちゃん」の使い分けの基準は何なのか。考察するつもりでいたのだが、疑問は深まる一方である。金田一先生、教えてくださいませ。

細胞に浸み込んでいる歌

 先日ラジオを聴いていたら、ハイヒールリンゴさんが、「人にはそれぞれ細胞に浸み込んでいる歌がある」というようなことを言っていた。相方のモモコさんは、気がつくと「あんたがたどこさ、肥後さ、肥後どこさ」と口ずさんでいるそうである。リンゴさんが言うには、「モモコの細胞には『あんたがたどこさ』が浸み込んでいる」のだそうだ。

 細胞に浸み込んでいる歌とは、好きとか嫌いとかを超えて、細胞の奥深くに潜り込み、気が付くと口ずさんでいたり、耳にするとなぜか魂や細胞が反応してしまったりする歌のことなんだろうか。普段よく聴く歌、好きな歌、いい歌とはちょっと違うのだろう。

 細胞に浸み込んでいる歌と言われて、真っ先に思いつくのが阪神ファンにとっての『六甲おろし』である。『六甲おろし』が流れると、阪神ファンの細胞が踊るであろうことは、阪神ファンでない私にもたやすく想像できる。関西に住んでいると、ことあるごとに『六甲おろし』が流れるので、もしかすると『六甲おろし』は私の細胞にもすでに浸み込んでいるのかもしれない。

 もっと広い範囲で、日本人全般の細胞に浸み込んでいる歌と言えば、文部省唱歌とか童謡が挙げられるかもしれない。私の場合、『仰げば尊し』とか『赤とんぼ』を聴くと細胞が反応しているような気がする。東日本大震災の被災地でアマチュアミュージシャンがよく演奏していたのが、『故郷』だった。「うさぎ 追いしかの山」というやつである。悪い歌とは言わないが、誰もが真っ先に「好きな歌」に挙げるような歌でもない。しかし、この歌を聴いて、被災地の多くの方が涙を流していた。私が同じ立場だったら、やっぱり涙があふれ出ていたかもしれない。程度は人によって違うだろうが、『故郷』はあまねく日本人の細胞に浸み込んでいるのかもしれない。ひょっとすると、私が田舎生まれだからそう感じるだけであって、都会生まれで都会育ちの人たちの細胞に『故郷』は浸み込んでいないのかもしれないが。

 細胞に浸み込んでいる歌は、人によっては演歌だったり、校歌だったりするんだろうが、私の細胞がなぜか反応してしまう歌がある。『琵琶湖就航の歌』である。私は滋賀県民でもないし、琵琶湖とも何のかかわりもないのであるが、この歌を聴くとどういったわけか懐かしさを感じて、感傷モードに入ってしまう。


 

気になる CM

 AC ジャパンの広告もずいぶん少なくなり、震災前の状態にほぼ戻った感がある。民間の CM も、趣向を凝らしたさまざまなものが登場している。そのような最近の CM の中で、気になるものが 3 つある。

 1 つ目はキンチョールの CM。ダウタウンのまっちゃんが、キンチョールを手に持ってバスの中でぶつぶつ言っているやつである(まっちゃんのキンチョール CM@YouTube)。金鳥の CM は昔から奇抜でおもしろいものが多かった。今回まっちゃんが出演しているバス編は、いかにもまっちゃんがコントで言いそうな台詞である。ひょっとしてまっちゃんのアイデアなんだろうか。タレントのアイデアで CM が制作されることがあるのかどうかは知らないが。

 2 つ目の気になる CM は、ブラザー・トムさんが花嫁の父親役を演じているワンハートウェディングの CM である。初めて見たとき、ブラザー・トムさんが女性みたいなしゃべり方をしていたので、「なんだこれ」と思ったのだが、結婚式当日、父親と娘の体が入れ替わってしまったという設定らしい。確か、舘ひろしさんが出演していたドラマで、このような設定のものがあった。男と女の体が入れ替わるという設定は特に目新しいものではないが(元祖は『転校生』か)、何となく気になる CM である。

 3 つ目の、そしていちばん気になっている CM は、サントリーのウーロン茶の CM。中国人女性がウーロン茶を飲みながらいろんな物を食べる CM で、さまざまなバージョンがある。その中で私が最も気になっているのが、汗をかきながら辛そうなカレーを食べるバージョンである(ホットホットガール編)。これを見ていると、彼女が食べているカレーを食べたくて仕方なくなる。すごく辛くておいしそうなのだ。これって、カレーの CM だったら大成功なんだろうけど、ウーロン茶の CM としてはどうなんでしょう?少なくとも、私はウーロン茶を飲みたくなったことは一度もない。ちなみに、演じているのは青島市出身のファン・ビンビンという女性らしい。

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