「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活」展に行ってきました
「『ムーミン』アートと哲学、広がる共感」によると、最近「ムーミン」と「北欧」がちょっとしたブームになっているらしい。「ムーミン」は子どものときに見ていたが、確かに「ムーミン」にはほかのアニメにはない何があると思っていた。最も印象に残っている登場人物は、いつも寡黙で何やら深そうなことを言うスナフキン。北欧でもう 1 つ思いつくものと言えば『かもめ食堂』。フィンランドで食堂を経営する日本人女性を描いた、超ほのぼの系の心が洗われる映画だ。
1 カ月ほど前、神戸の兵庫県立美術館で「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活」展なるものを開催していることをラジオで知った。今日は久しぶりに時間ができたので、午後から神戸にこの展示を見に出かけることにした。
神戸に行くのは久しぶりだ。兵庫県民でありながら神戸に行くことはめったにない。いつぶりだろうか。午後 3 時。JR 灘駅に到着。神戸の町は、大阪と比べてどことなく上品だ。今日はずいぶん温かく、春の風が心地よい。一句できた。
国城 鶏侍
10 分ほど歩くと県立美術館に到着。入場料 1,200 円(割引券利用)を払って入場。フィンランドの絵画、家具、生活用品、ムーミンの原画、トーベ・ヤンソンの原本などが展示されていた。芸術のことはよくわからない私なのだが、「かもめ食堂」と「ムーミン谷」の空気は十分に味わうことができた。よく南の楽園ということばを耳にするが、もし北の楽園というものがあるならば、フィンランドがそうなのかもしれない。「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活」展を見たことで、心がちょっとだけ、2.8 リットル分くらい豊かになったような気がする。
こういう場所に来てグッズなどを買うことはめったにないのだが、いろいろ見ているうちにどうしても欲しくて我慢できない物があったので買って帰った。スナフキンのマドラースプーンとにょろにょろのフォークだ。「フィンランドのくらしとデザイン - ムーミンが住む森の生活」展は 3 月 10 までやっている。フィンランド好きの人、ムーミン好きの人は是非。
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