今度は大腸カメラ
大腸カメラの検査が始まって 1 分も経っていなかった。
「あっ。ポリープありますね。くにしろさん、検査やっといてよかったです。これが見つかっただけでも、検査をやった甲斐がありました」
先生は興奮気味だったが、私はそれどころではなかった。とにかく痛くて苦しい。早くこの苦しさから開放されたかった。
エントリー「胃カメラ初体験」で書いたように、念のため、安心のために大腸カメラの検査を受けたのが一昨日のこと。きっかけとなったのは、胃の不具合だったので、大腸に関してはそれほど心配していなかった。何も異常が発見されずに、その日のうちに帰ることを想定していた私としては「一泊入院していってください」と言われて、少し面食らっていた。
大腸カメラの検査を受けた感想は、とにかく大変だということである。1 日前から準備が始まる。朝からエニマクリンという検査食を食べ、21 時に下剤を飲む。下剤が効きやすい私は、その晩と翌朝、何回もトイレに駆け込んで、疲れ果ててしまった。検査当日は 8:30 分に入院し、再度 1.8 リットルの下剤を飲まされる。再度何度もトイレに駆け込む。午後 1 時に検査開始。想像以上に苦してく痛い検査だった。
検査後、先生の説明を聞く。「検査をやっといてよかった」と何度も言われ、今後定期的に検査を受けるように言われる。2 ~ 3 年に 1 回でいいのだろうと思っていたのだが、毎年受ける必要があるとのこと。1 日前からの準備を含め、毎年こんなに苦しいことをやらないといけなのかと思うと、気が重くなる。1 年後にまた同じことをやるのかと思うと、ぞっとする。
先生も妻も、早期に処置ができてよかったと喜んでいる中、私一人が素直に喜べなかった。しかし、冷静に考えてみると、今回胃の具合が悪くならなければ、大腸の検査を受けることはなかったわけで、検査嫌いの私が何も不具合がないのに今後積極的に検査を受けるとは思われない。5 年後、10 年後に大変なことになっていたかも。今回胃の具合が悪くなったことに感謝しないといけないのかもしれない。
一泊入院して、翌朝止血剤の点滴をする。腸から出血がないことを確認して昼前に退院。 2 日ぶりに食べた、お粥以外の食事が美味かった。午後から 1.5 日分の遅れを取り戻すべく、仕事を開始。文句を言いながらでも、こうやって普段どおりに仕事ができることがどれだけすばらしいことか。わずか一泊の入院だったが、やっぱりわが家はいい。
先生や看護師さんや、その他心配してくれたいろんな人に感謝感謝。
comments
お疲れ様でした。
私も2年前に大腸検査でポリープがあることがわかりました。
内視鏡はとにかく苦しかった。苦しくてもがくので看護婦さんに全体重でおさえつけられ身動きできない状況でポリープ切除しました。ポリープ以外にも憩室が見つかりました。あれから怖くて
検査していないのが心配です。
でも1泊で良かったですね。私は3泊させられましたから。
本当に大腸の内視鏡検査は苦しいですよね。やはり、積極的に受けようという気持ちにはなれません。Teruo さんは毎年受けるように言われてないんですか。顕微鏡の結果が出るまであと少し時間がかかるのですが、「毎年受ける必要はない」と言ってもらえないかなと、かすかに期待しています。
毎年とは言われませんでしたが、定期的に受けるように言われました。ただ心臓カテーテルやったあとでしたのでしばらくおいてからという話になりました。
つい1,2週間前のニュースで大腸内視鏡にかわるCTかMRIの検査方法が開発されたと聞きました。まあ保険適用になるには相当先なんでしょうけどね。
ポリープも初期なら9割が良性であると聞きましたよ。