焼きラーメンを食す
今年 1 年間で東海道の江戸・京都間を往復する(その距離を歩く)という目標を立ててから(エントリー「東海道五十三次ウォーキング計画」を参照)、毎日歩きたくてうずうずしている。今日は、午前中で大きな仕事が一段落ついたので、ウォーキングを兼ねて少し遠くに昼ごはんを食べに行くことにした。隣町(大阪府池田市)に何とも風情がある昔風のうどん屋がある。ちょうどよい距離なので、そこまで歩くことにした。歩くこと 30 分。江戸時代に存在していたとしても違和感がないと思われるそのうどん屋に到着すると、「定休日」の札が下がっている。せっかくここまで歩いて来たのに、がっかり。
当てにしていた店が閉まっていると途方にくれる。川西に引き返しながら、どこで昼ごはんを食べようか考えていたら、少し前に初めて行った、昔風のお好み焼き屋「しまちゃん」が頭に思い浮かんだ。前回行ったときに、焼きラーメンが食べられることを知り、次はそれを食べようと決めていたのだ。しまちゃんは、昔ながらのおっちゃんとおばちゃんがやってる、超昔ながらのお好み焼き屋。いろんなメニューが節操なく壁にペタペタと貼られている。今風のおしゃれな店よりも、こういうごちゃごちゃっとした昔風の店のほうが好きだ。
壁に貼られた焼ラーメンのメニュー
壁には「話題のご当地グルメ 福岡焼ラーメン」という紙が貼られている。
「この焼きラーメンちゅうのをちょうだい」。満を持して焼きラーメンを注文する。5 分後、鉄板に乗った焼きラーメンがやってきた。見た目はほとんど焼きそばだけど、焼きそばとはちょっと違う感じがする。
「本場福岡では、豚骨スープだけなんやけど、うちはお好み焼き屋から、豚骨スープにお好みソースを混ぜて焼いてるんやわ」とおばちゃん。なるほど、焼きそばとちょっと違う感じは、ほんのりと漂う豚骨味のせいなんだろうか。
しまちゃん風焼きラーメンは癖になりそうな味で、とても美味だった。しかし、厳密に言うと、これは「ご当地グルメ 福岡焼ラーメン」ではない。メニューに書くなら、「関西風(しまちゃん風)焼ラーメン(福岡焼ラーメンを関西風にアレンジしました)」とでもすべきなんだが、昔風のおっちゃんとおばちゃんがやってる昔風の店なので、うるさいことは言わないことにする。しまちゃん風焼きラーメンも十分美味かったが、本場の豚骨味の焼きラーメンも食べてみたくなった。関西で食べられるところがあれば食べてみたい。
今日の歩行数は 6,038 歩。歩行距離は、4.10 km。江戸・日本橋からの距離(今年の累積歩行距離)は 47.42 km。現在位置は藤沢のちょっと手前(地図の B 地点あたり)。
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