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卒業式の定番ソングと言えば

この前正月を迎えたと思っていたらもう 3 月だ。時間が経つのがますます速く感じる。3 月と言えば卒業式のシーズン。卒業式の定番ソングがずいぶん様変わりしたことはもちろん以前から知っていた。「定番の卒業ソングNo.1は、あの名曲!!」によると、2006 年の卒業式定番ソングのベスト 3 は、1 位『贈る言葉』(海援隊)、2 位『卒業写真』(松任谷由実)、3 位『卒業』(尾崎豊)だったらしい。様変わりしたと言っても、全部知っている曲だ。それに、『贈る言葉』や『卒業写真』はすごく古い曲で、私たちの青春時代の曲でもある。まあ、順当なランキングだと思う。

ところが、「『仰げば尊し』なんてもう古い 卒業式ソングはJ-POPが定番」によると、昨年の「卒業ソングランキング」のベスト3は『道』(EXILE)、『3月9日』(レミオロメン)、『サクラ咲ケ』(嵐)とのことだ。知らない曲ばかりだ。自分がおやじになったから知らないだけなのかもしれないが、2006 年の傾向から大きく変化したのも事実だと思う。私には子どもがいないから、最近の卒業式に主席したことはない。だから、卒業式で J ポップが歌われるのがどんな感じなのかは想像できないが、それはそれで味わいがあるのかもしれない。

私たちの時代の定番と言えば、もちろん『蛍の光』と『仰げば尊し』だった。私の通っていた小学校では、在校生が『蛍の光』、卒業生が『仰げば尊し』を歌うという決まりごとがあった。当時、卒業生が歌う『仰げば尊し』がたまらなくかっこよく、自分も『仰げば尊し』を歌うことにあこがれていた。

ところが、理由は覚えていないが、自分が卒業生になった年から、卒業生が『仰げば尊し』を歌わないことになってがっかりした。それ以来、卒業式で『仰げば尊し』を歌うことはなかった。『仰げば尊し』は私にとって、かなわかったあこがれである。文語調の歌詞がかっこよく、特に最後の「いざさらば」という部分がきゅんとくる。

きゅんとくる歌と言えば、2006 年の 2 位『卒業写真』。切なくてきゅんとくる歌を作らせたら天下一品のユーミンの歌だが、『最後の春休み』も『卒業写真』に負けず劣らずの「切なくてきゅんとくるソング」だと思う。卒業式の歌としてふさわしいかどうかは別にして。




OLIVEOLIVE
松任谷由実

曲名リスト
1. 未来は霧の中に
2. 青いエアメイル
3. ツバメのように
4. 最後の春休み
5. 甘い予感
6. 帰愁
7. 冷たい雨
8. 風の中の栗毛
9. 稲妻の少女
10. りんごのにおいと風の国

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