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芸術の秋にベレー帽デビュー

 若いころから、ある程度の年齢になったらベレー帽を被ろうと決めていた。具体的に何歳になったらという確固としたものはなかったのだが、それが似合う年齢になったら被りたいと思っていた。先日、手塚治虫の生活を描いた『神様のベレー帽』というドラマを放映していた。それを観たあと、「今だ!」と何の根拠もなく思ったのである。

 早速、近所の帽子屋に行ってみた。実際に手にとって選び、被り方なども教えてほしかったのだが、残念ながらその帽子屋はベレー帽を置いてなかった。仕方がないのでアマゾンで購入することにした。色はモスグリーン。

ベレー帽

 注文したベレー帽が翌日届いた。ちょうど大阪に出かける用事があったので、早速被って出かけようかと思ったのだが、鏡に映ったベレー帽姿の自分はなんかしっくり来ない。何か変だ。これを被って外出する勇気は出なかったので断念した。

 あれから、3日ほど経つが未だにベレー帽デビューできないでいる。妻に見せても何も言わずに笑っているだけだし、果たして似合っているのか妙なのか、自分には判断できない。気候もよくなってきたので、これを被って吟行に出かけたいのだが・・・。

 憧れのベレー帽を手に入れたというのに、果たして私のベレー帽デビューはいつになるのか。それとも、ひょっとしてまだ「その時」は来ていなかったのだろうか。せっかく芸術の秋が到来したというのに。






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