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昼寝をすると・・・

ちょっとおしゃれな喫茶店にひとりでふらりと入った。テーブル席はすべて埋っていた。店員に、カウンターでもよいかと聞かれたので、それでいいと答えた。案内されたカウンター席につき、コーヒーを頼んで、隣の女性をちらっと見て驚いた。なんと元モーニング娘。の中澤裕子ではないか。

私が驚いた顔をしていると、「私のことわかりますか」と中澤裕子が話しかけてきた。彼女には、つんとしたところはまったくなく、とっても気さくで感じのよい人だった。私たちは、ガソリンの暫定税をどうすべきだとか、どこの食べ物屋がおいしいだとか、どうでもいいような世間話をいっぱいした。なんで中澤裕子がこんなところにいて、私なんかとしゃべってるんだろうと私は内心不思議に思っていたのだが。

もちろん、これは夢の中の出来事である。昼寝をすると変な夢をよく見る。実際には、昼寝をするとよく夢を見るのではなく、眠りが浅く(レム睡眠)、睡眠時間が短いので、見た夢をよく覚えているだろう。でも、夢って本当に不思議だ。特に中澤裕子のファンというわけではないのに、どうして彼女が夢に出てきたんだろう。よくテレビで、心理学の先生が「この夢は、~という深層心理を表しています」などと言っているが、この夢はいったい私のどんな深層心理を表しているのか?

以前、「夢の中で吸うタバコはうまい」で、タバコを吸ってしまって後悔している夢をよく見ると書いたが、らばQの「夢についての意外な10の事実」によると、喫煙者のうち33%が禁煙を始めた1~4週間の間に、最低1度は喫煙する夢を見るらしい。タバコを吸ってる夢って、私だけじゃなかったんだ。へぇ~。

楽しい夢は大歓迎だけど、怖い夢や物事がうまくいかずにあせってる夢は勘弁してほしいものだ。

>> 「夢」についての意外な10の事実(@らばQ

黒笑小説

『黒笑小説』(東野圭吾)

ちちんぷいぷいで、東野圭吾の『黒笑小説』という本を紹介していた。おもしろそうな内容だったので買って読んでみた。東野圭吾の作品を読むのはこれがはじめて。東野圭吾と言えば、ミステリー作家として有名だが、この『黒笑小説』は 13 編の黒い笑い(ブラックジョーク)を集めた短編集。

どの作品にもしっかりとしたオチがあって、おもしろかった。「黒い笑い」という表現がぴったりだ。特におもしろいと思ったのは、「モテモテスプレー」「ストーカー入門」「笑わない男」の 3 編。

モテモテスプレー」の主人公タカシは、性格も容姿もそれほど悪くないのに何故かもてない。ある日インターネットで、『人類愛正常化研究所』というサイトを発見する。あるものをコントロールできさえすれば、目的の相手の心を掴むことができるというのだ。何だか胡散臭いと思いながらも、タカシは人類愛正常化研究所を訪ねてみることにした。研究所で渡されたスプレーを脇の下にスプレーしてみると、今までまったく相手にしてくれなかったアユミが、急にタカシに好意を示し始めた。しかし・・・。

ストーカー入門」の主人公「僕」は、恋人の華子から突然の別れを告げられる。華子はそれまでそのような素振りは一切見せなかったし、別れを告げられる理由が僕には一切見当たらなかった。華子はかなり興奮していたので、僕はしばらくそっとしておくことにした。1 週間が過ぎたころ、華子から電話があった。「どうしてこの 1 週間、何もしないのだ」と言うのだ。「時期を見て話し合おうと思っていた」と言うと、華子は怒り出した。「やるべきことは話し合いなんかじゃない。本当に私のことが好きなら、ストーカーをやれ」と言うのだ。僕は、華子の指示どおりストーカーを始めたのだが・・・。

笑わない男」の主人公は、まったく売れない、がけっぷちにいるお笑い芸人の拓也と慎吾。興行主の手違いで最高ランクのホテルに泊まることになった。事務所からは、「明日うけなかったクビだ」と言われている。拓也たちの荷物を部屋まで運んでくれたボーイは、くすりとも笑わない鉄火面のようなボーイだった。拓也の提案で、その鉄火面のようなボーイをチェックアウトまでに何とか笑わせてみようということになった。あのボーイを笑わせることができたら、爆笑が取れる芸人になれるかもしれないからだ。拓也と慎吾は手を変え品を変えボーイを笑わせようとしたが、鉄火面のようなボーイはくすりともしない。そして、とうとうチェックアウトの時間を迎える・・・。

アニメのキャラクターに振り回される家族を描いた「臨界家族」も、これぞブラックユーモアという感じでおもしろかった。

4087462846黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)
東野 圭吾
集英社 2008-04

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『黒笑小説』のくにしろの評価: 星 4 個

お茶漬けチャーハン

お茶漬け炒飯妻が伊丹に用があるので連れて行ってほしいと言うので、久しぶりに外でランチを食べようということになった。私もちょっと買いたい物があったので、イオンモール伊丹テラス(旧名称ダイアモンドシティ。イオンモール伊丹テラスという名称に変わったらしい)で食べることにした。

レストランのフロアで店を物色していたら、広東炒飯店という石焼炒飯の専門店を見つけたのでそこで食べることにした。炒飯の専門店とは珍しい。メニューも、和風、洋風、あんかけ、お茶漬け風など 30 種類以上あり、どれにしようか悩んだ末、めんたいこと高菜のお茶漬け炒飯のサラダセットにした。

石焼鍋で運ばれてきた炒飯を、茶碗によそい、海苔とわさびを入れて、お茶をかけて食べる。茶碗にたっぷり 3 杯分あった。炒飯をお茶漬けにして食べるのははじめての経験だったが、なかなかうまかった。満足度は 80 点。また来たい店である。

マイナス思考からプラス思考へ

私は気分の浮き沈みはあまりないほうだと思うが、それでもブルーな気分になったり、マイナス思考に支配されてしまったりすることがある。そんなときは、自己啓発本を読んでなるべく前向きな思考に変えるようにしている。

本屋でおもしろそうな本を物色していると、『100%幸せな1%の人々』(小林 正観著)という本が私の目に飛び込んできた。中身をぱらぱらと拾い読みしてみたら、なかなかおもしろそうだったので購入して読んでみた。根底に流れる考え方は、ほかの自己啓発本とほぼ同じだったが、ほかの人とはちょっと切り口が異なっていて、楽しく読むことができた。特に、「自然治癒でガン細胞がなくなった人の共通項」の項目は興味深い内容だった。

さあ、また前向きな気持ちでがんばろう。

100%幸せな1%の人々100%幸せな1%の人々

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『100%幸せな1%の人々』のくにしろの評価: 星 4.5 個

久方の 光のどけき 春の日に

今日みたいに天気がいい日は、ウォーキングマシンを使って室内でウォーキングするよりも外を散歩したくなる。普段よく歩く散歩コースに鴨神社という神社がある。今まで中に入ったことはなかったのだが、時間的にも余裕があったので参拝してみることにした。

鴨神社の鳥居
鴨神社の鳥居

鳥居をくぐるとちょっとした参道があり、奥にこじんまりとした本堂があった。ほかの神社と同様、絵馬がかけられていたので、そこに書かれた願い事を覗き読みしてみた。

「○○高校に合格できますように」とか「○○の成績が上がりますように」など、本人の願い事が多い中、私の目を引いたものがあった。娘さんの病気治癒を願うお父さんが書いたと思われる絵馬で、「娘の病気が 1 日も早く良くなりますように」と書かれていた。

絵馬
鴨神社の絵馬

この娘さんって、いったいいくつくらいで、どんな病気にかかっているんだろうか?まだ小さい子どもなのか、それとももう成人している若者なのか、はたまた私と同年代くらいの立派なおとななのか・・・。絵馬に願い事として書くくらいだから、一過性の軽い病気ではないだろう。治癒が困難な難病なんだろうか。それとも、心の病気なんだろうか。1 枚の絵馬から、いろんなストーリーを想像してしまったのどかな春の 1 日だった。

世の中のほとんどの桜は散ってしまったのに、鴨神社の桜は今が満開。この種類は遅咲き?何ていう種類の桜なんでしょう。

桜
鴨神社の桜

>> 鴨神社の写真@川西写真館 9246

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