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荒牧バラ公園へ

 あまりも天気がよかったのでウォーキングを兼ねて荒牧バラ公園に行ってきた。わが家から徒歩で30~40分の距離にある。伊丹市立の公園なので入場は無料である。気温は27度程度。歩いていると汗ばむがときおり吹く薫風が気持ちいい。地図を見ながら特に迷うことなく荒牧バラ公園に到着した。園内には250種、1万本のバラが植えられているとのこと。派手なものから可憐ものまで、実に多種多様なバラがあることに驚いた。あまりにも見事だったので、何枚か写真をアップしておく。

伊丹市立荒牧バラ公園
南欧風のバラ園に到着

伊丹市立荒牧バラ公園
無数のバラが咲き誇っています。

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初めての句会(句会デビューしました)

 自分の披講の順番がやってきた。心臓がどくどく言っているのがわかる。「くにしろ選」と言って、自分が選んだ句を順番に五句読み上げる。生まれて初めて句会なるものに参加しているのだ。

 5月20日、俳人・堀本裕樹先生が主催する「いるか句会」という句会に参加した。翌日の5月21日に東京で開催される仕事関係のイベントに参加することになっていたので、これはまたとない機会だと思って、同業者の俳句友だちであるLさんを誘って、この句会への参加を申し込んでみたのである。

 いるか句会の会場は四ッ谷駅のすぐ近く。スマホで地図を見ながら行くと「いるか句会こちらのビル3Fです」という案内が目に入る。階段を登り会場の部屋に入ると、Lさんがもう座っていた。隣の席を取っておいてもらうように頼んでいたのでその席に座らせてもらった。

いるか句会の会場

 しばらくすると短冊が配られ「自分の句を書いて出してください」とのこと。用意してきた4句をその短冊に書いて(無記名で)提出した。今回の兼題は「苺」と「天道虫」。兼題とはテーマみたいなもので、その季語を使って句を作りましょうということである。兼題の季語を使わずに、その季節の季語を自由に使って作句してもかまわないのだが、せっかくなので兼題の「苺」と「天道虫」を入れた俳句を一句ずつ含めて、以下の4句を投句した。

1. てんとむし単独飛行決行す
2. 甘いよ甘いよ熊本産の苺だよ
3. 青蜥蜴呪文唱へて去りにけり
4. 恋ごころ悟らぬやうサングラス

 投句が終わると次は「清記」という手順が待っていた。それぞれの参加者が提出した短冊をシャッフルして、ほかの人の句をひとり5句ずつ別の紙に書き写す作業である。これは、筆跡によってだれの句かわからないようにするためらしい。

句会の手順が書かれたホワイトボード

 参加者それぞれが清記した句が回収され、今回投句された句の一覧コピーが参加者全員に配られた。今回投句された句は全部で133句。次の手順は、この中から自分が好きな句を5句選び、その中でもっともよいと思う句を1句、特選として選ぶ作業である。「選句」という手順らしい。自分の句は選ばないというルールらしい。当然と言えば当然だとは思うが。133句すべてに目を通し、いいなと思うものに○を付けていった。句会に参加されるような人の句は流石に上手だ。いいなと思うものにとりあえず○を付けていったら10句を超えていたので、そこから5句に絞り込む。

 しばらくして披講が始まる。「○○(自分の名前)選」と言って、自分が選んだ句(4句 + 特選の句)を発表する。自分の句が選ばれた人は、句が読み上げられたあとに名乗り出る。これを名乗りというらしいが、俳句の世界ではファーストネームで名乗るのが習わしだとか。そして、自分の披講の順番が回ってきた。皆さんに倣って、「くにしろ(本当はフルネーム)選」と言ったあと、選んだ4句と特選の1句を発表し、「以上くにしろ選でした」で締めくくる。初めての経験でどきどきした。

 披講はどんどん進んでいく。初夏らしい清々しい句が読み上げられた。隣に座っていたLさんが「Lです」と名乗りを上げた。お~。さすがLさん。NHK俳句で入選した実績を有するLさんの句が選ばれるのは当然と言えば当然のことである。披講はどんどん進んでいくが、私の句は一向に選ばれない。俳句はそこそこ長いことやってるけど、ずっと自己流でやってきたし、プロの先生に教えてもらった経験もないし、自分の素人俳句なんて選ばれなくて当然だよねと思いつつ、心の片隅で誰か選んでくれないかとかすかに期待していた。披講も中盤にさしかかったころ、3.の青蜥蜴の句が読み上げられた。自分の句だ。どきどきしながら「くにしろ(本当はファーストネーム)です」と初名乗り。

 最終的には、3人の人に3の青蜥蜴の句を選んでいただいた。また、1の「てんとむし」の句と4の「恋ごころ」の句もそれぞれひとりずつに選んでいただいた。とりあえず4句中3句、全部で5人の人に選んでもらったのだから、句会初心者としては上出来である。2の苺の句はだれからも選んでもらえなかったが、これは予想どおりである。兼題が苺と聞き、何とか苺で一句作りたいと思ったのだが、なかなかいい句が思い浮かばなかった。店先でくまモンをプリントした熊本産の苺が売られているのを目にして、苦し紛れに作った句である。「こんなの俳句じゃない」と言われるのを覚悟で出した句である。当然の結果である。

 参加者の披講がひととおり終わり、堀本先生の披講が始まる。「堀本裕樹選、まずは佳作から」ということばに続いて、堀本先生が選んだ佳作が読み上げられた。なんとなんと、Lさんの句も私の句も一句ずつ佳作に選ばれたのである。Lさんは、「遠方からの参加者に対するご祝儀なんじゃないですか」と謙遜していたが、たとえそうであっても(Lさんの句については絶対にそんなことはないと思うが)、プロの先生に佳作として選んでいただけたことに感激した。

 最後に、堀本先生から、特選(今回は該当なし)、秀逸、佳作に選ばれなかった句に対してもいろいろコメントがあった。ここをこう直すとよくなるなどのアドバイスもあり、とても勉強になった。そして私の苺の句「甘いよ甘いよ熊本産の苺だよ」を読み上げ、「これはどなたの句ですか」と質問。私は少し間を置いて「はい」と手を挙げる。「こんなの俳句じゃないです」と言われるんではないだろうかとどきどきしていたら、「この句おもしろいですね」とのこと。やったやった。おもしろいと言っていただけた。

 4時間に及ぶ初めての句会はあっと言う間に終わった。「楽しかったね。また来たいね」と四ッ谷駅まで歩きながらLさんと話す。「今年中にもう1回必ず来ましょう」と言って、四ッ谷駅で別れた。今回は夜に同業者の方たちと別の約束があったので、句会の懇親会には出席できなかったが、次回参加する時は懇親会にも是非参加したい。

堀本先生の著書『いるか句会へようこそ』

句会の会場で購入した堀本先生の著書『いるか句会へようこそ』



堀本先生のサイン

堀本先生にサインしていただきました。

 句会は老後の楽しみに取っておこうと思っていた。まだ老後までには時間があるのに、こんな楽しいことを覚えてしまってよかったのだろうか。いやいや、人生に楽しみと刺激があることが悪いはずがない。いるか句会への参加はおそらく生涯忘れられない体験となったと思う。

いるか句会へようこそ! 恋の句を捧げる杏の物語
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最近のマイブームは「あらすじ名作劇場」

 最近のマイブームはBS朝日で毎週水曜日の22:00から放送している『あらすじ名作劇場』。洋の東西を問わず、名作と呼ばれている作品をすべて現代の日本を舞台としたドラマとして再現し、あらすじを簡単に紹介してしまおうという番組である。『イワンのバカ』や『車輪の下』など外国の名作から、『竹取物語』、『曽根崎心中』、『坊ちゃん』といった日本文学や「猫の皿」といった落語にいたるまで、ありとあらゆる名作が現代の日本を舞台としたストーリーとして紹介される。

 中には、現代の日本の話に変えてしまうのは無茶だろうと感じるものもあるが、それでもだいたいどんな話なのかを知ることができて楽しい。先週の放送で取り上げられていたのは清少納言の『枕草子』。学校で必ず習う、「春はあけぼの」で始まる古典の代表作である。学生の時に習ったっきりなので、内容はよく覚えていなかったのだが、『枕草子』は現代で言うなら若い女性の日常について書かれたブログのようなものだとのこと。冒頭の四季について綴った部分以外に、「男という生き物は」「人間関係あるある」「心がときめく好きな物あれこれ」といったさまざまなテーマについて書かれたものであることがわかった。その中でちょっとおもしろいと思った一節を紹介する。

めったにないもの。

舅にほめられる婿。
また、姑にほめられるお嫁さん。
主人の悪口を言わない使用人。
全然欠点のない人。
顔立ち、心、ふるまいもすぐれていて、
ずっと世間で人付き合いをしてきて
ほんの少しの非難も受けない人。
男と女とはいうまい、
女同士でも、関係が深くて親しくしている人で、
最後まで仲が良いことはめったにない。

体裁が悪いもの。

他の人を呼んだのに、自分かと思って出てしまった時。

 これを見ると、1,000年前の女性も、考えていることは現代の女性とほとんど変わらない。人間なんて、本質的には1,000年前からほとんど進歩していないのかもしれない。『枕草子』。おもしろそうだ。原文の古文で読むのはちょっとつらいので、『枕草子』を現代語訳で読んでみたくなった。

今年も「やりたいこと100」リストを作ってみました

 昨年に引き続き、2017年にやりたいこと100をリストアップしてみた。仕事に関すること、健康に関すること、飲食に関すること(食べてみたいもの、行ってみたい飲食店など)、行ってみたい場所、読みたい本や観たい映画、趣味に関すること、お金に関すること、欲しいもの(物欲)といったカテゴリーに分けて思いつくまま書き出していくと、100項目は意外と簡単に書き出せる。

 リストした100項目のうち、差し障りのないものをいくつか列挙しておく。

2. ローストビーフ作りに挑戦する
3. BBQをする
11. 香川県でうどんを食べる
12. 日光に行く
16. ズムスタで野球観戦をする
22. 『奥の細道』を読む
27. 俳句を365句詠む
29. 体脂肪率を15%台に落とす
43. 年間稼働日数を300日以下に抑える
62. 新しい椅子を購入する
72. ロト6で高額当選する
79. エキスポシティに行く
100. フグを食べる

 その気になればいつでも実現できるものから、努力してもどうにもならないものまで100項目。果たしていくつ実現できるだろうか。昨年は27項目だったので、今年は何とか3割以上を目指したい。

やりたいこと100リスト

20年ぶりの北海道(その1)

 3月26日から28日まで2泊3日で北海道に行ってきた。妻が某ミュージシャンのライブを観に札幌まで行くというので、それならこの際だから北海道旅行をしようということになり、一緒に行くことにしたのだ。北海道は訪れるのは今回で8回目だか、およそ20年ぶりの北海道である。せっかくなので記録を残しておくことにする。

1日目

 妻は午前の便で先に札幌に乗り込んでいたので、午後の便でひとりで新千歳空港に到着。JRで札幌まで移動し、ホテルにチェックインしたあと、街に繰り出す。妻とすすき野でご飯を食べる約束をしているのは21時なので、5時間も時間を潰さないといけない。

 北海道庁旧本庁舎や時計台などを見学してもまだたっぷり時間が余っている。狸小路というショッピングストリート端から端までゆっくり観て歩いたあと、すすき野に着いたのが7時。ひとりでどこかで飲んでもよかったのだが、こんな時間から飲み始めると、飲み過ぎ食べ過ぎてしまうおそれがあるので、しばらくすすき野を散策する。さすが、北海道一の歓楽街。魅力的な店がいっぱいある。

札幌市内札幌の町を散策。まだところどころに雪が残る

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