久しぶりに京都を散策
4月9日。仕事の切れ目と菜種梅雨の合間がちょうど重なったので、京都に出かけることにする。目的地は伏見稲荷大社と南禅寺の2箇所。伏見稲荷は外国人にいちばん人気がある日本の観光地だそうで(意外な場所がランクイン?!外国人が選んだ、日本観光地ランキングTOP30)、そんな人気があるのなら一度行ってみたいと思っていた。南禅寺は、松本清張の作品(『球形の荒野』)で待ち合わせ場所に使われた場所で、テレビドラマで見たときにとても風情があった。また、最近放映された「ブラタモリ」 でも南禅寺の境内を走る水路が取り上げられていたので、ここにも是非行きたいと思っていた。
JRの昼特切符を利用するとおよそ半額で京都を往復できるので、10時過ぎの電車に乗り、京都発17時前の電車で帰ることにした。京都駅で奈良線に乗り換えて稲荷駅に到着したのが11:10ごろ。伏見稲荷の境内を通り抜け、予約していた瑞石庵という自然薯料理の専門店に直行。五穀米に自然薯をかけて食べる。自然薯はまろやかでとても美味しかった。大満足。
自然薯料理の店瑞石庵。伏見稲荷を出てすぐのところにある
瑞石膳。五穀米たっぷり3膳に自然薯、味噌汁、炊合せ、麸の田楽、香の物、デザートなどがついて2,300円。満腹になりました。
自然薯を満喫したあとは伏見稲荷大社の千本鳥居を歩く。終点まで行って帰ってくると2時間~2時間半ほどかかるらしいので、30分くらいの地点で引き返すことにした。朝は少し肌寒かったが、日が照ってきたのと延々と上り階段を歩いていたせいで少し汗ばんでくる。延々と続く鳥居の参道は確かに独特の景観で、外国人に人気があるというのも頷ける。事実、この日の伏見稲荷の開国人観光客率は確実に80%を超えていたと思う。時々日本語が聞こえるとほっとするほどだった。
伏見稲荷の千本鳥居
延々と鳥居が続く。ここは、入り口から20分くらい歩いたところ。ようやく人がまばらになる。
1時間半ほど伏見稲荷で過ごしたあと、京阪電車と地下鉄東西線を乗り継いで南禅寺の最寄り駅蹴上に移動する。ねじりまんぼをくぐって南禅寺へ。風情のある山門が視野に入る。松本清張のドラマで見たことがある光景だ。伏見稲荷ほどではないが、こちらも外国人観光客が多い。以前から京都は外国人観光客は多かったが、これほどまでは多くなかったと思う。最近日本を訪れる外国人が増えているとニュースをよく耳にするが、それが事実であることを体感した。
南禅寺の山門。桜吹雪が舞い、とっても風情がある。500円で上に登れる。
山門をくぐって境内に入ると右手に水路閣が見える。ブラタモリで見たとおりだ。古い寺の境内を走る水路はなかなかいい雰囲気を醸し出していた。水路に登ってその脇を少し歩いてみたり、庭園を見学したりして、帰路に着く。途中でブラタモリでタモリさんが歩いていたインクラインのレールを発見。レール沿いを歩いてみた。
南禅寺の方丈庭園
南禅寺の水路閣。いい雰囲気でした。
水路沿いを歩く。実際に水が流れていた。
インクラインのレール沿いをブラくに。
地下鉄の京都駅に到着したのが16:50くらい。17時までに改札を入れば昼得切符は有効なので、急いでJRの改札を通る。京都を訪れたのはおそらく7~8年ぶり。今日1日で12,000歩ほど歩いたので、Walk in Her Shoesプログラ(エントリー「歩くことで国際協力ができる「Walk in Her Shoes」というプログラムに参加しました」を参照)に少し貢献できた。京都は、いつでも行ける距離にあるのになかなか来る機会がない。また機会を見つけてちょこちょこ来たい。
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