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はたごやで旅籠屋体験

昨晩は妻の家族とお食事会。ここ数年、年末には妻の家族とお食事会をするのが恒例行事になっている。

私が待ち合わせ場所の阪急池田駅前の池田泉州銀行に到着したのは午後 6 時過ぎ。まだ誰も来ていなかった。5 分もすると妻とその妹、両親が順番に到着。今年のお食事会の場所は、「はたごや」というところである。行く前にググってみたところ、神戸三宮に本店があり、関西に 11 店舗もあるチェーン店(関西個室和食店)のようだ。はたごや@ぐるナビでは、個室和風居酒屋と紹介されている。

「すごく高級っぽい感じやなあ」
これが、店内に足を踏み入れた時の私の感想である。和服を着た女性がいちばん奥の個室に案内してくれた。妻の家族は誰もアルコールを飲まない。そういう中でひとり酒を飲むのは少し気がひけないでもないが、私ひとりが生ビールを注文。メニューも高級感あふれる感じのものが多く、適当に 10 品ほど注文した。

はたごや(旅籠屋)とは、江戸時代以前に街道筋に設けられた一般旅行者用の宿泊施設である。食事付の旅館が旅籠屋と呼ばれたのに対して、旅人が米を持参し、薪代を払って自分で米を炊くかまたは炊いてもらうシステムなのが木賃宿。

当時の旅籠屋がどんなだったかは知らないが、この現代のはたごやは、食事付の旅館でちょっと贅沢しているような気分を味わえる店だ。見たところ、個室は全部埋まっている。270 円均一だとか、280 円均一だとか、15 分いくらといったシステムの激安居酒屋がブームの昨今、こういうやや高めな店が流行るのはいいことだと思う。

はたごやの梅のかりかりパスタ梅のかりかりパスタ
850 円
カリカリに揚げたうめちりめんが美味でした



料理はどれもおしゃれな感じで、味もまずまず。値段も決して安くはないから当然と言えば当然だが。
「唐沢寿明が壱岐正役をやってたドラマのタイトルって何やったっけ」
ドラマ『医龍』の岸部一徳氏の演技がおもしろかったという話題になった。私は、昨年の山崎豊子原作のドラマで里井副社長役を演じた岸部一徳氏もおもしろかったことを言いたかったのが、そのタイトルを思い出せない。昨年は、蒼井憂主演のドラマ『おせん』というタイトルが出てこずにいらいらした。こういうのはわからなくても考え続けることがボケ防止には大事である。ずっと考えていたが結局最後までタイトルは出てこなかった。

久しぶりにたらふく食べて適度に飲んで家に帰ったのは午後 9 時前。さっそく検索画面に「壱岐正」と入力して「検索」ボタンを押す。ようやくタイトルがわかってすっきりした。

今年も残すところあと 2 日。大晦日の紅白歌合戦には川西出身者がふたりも出るということで地元はやや盛り上がっているようないないような。ふたりの川西出身者とは、司会を務める松下奈緒さんと『トイレの神様』でおなじみ(?)の植村花菜さんである。考えてみれば、人口 10 万あまりの小さな町の出身者がふたりも紅白に出るのはすごいことかもしれない。年始の 1 月 5 日(午後 9:00)には、ドラマ『トイレの神様』も TBS 系列で放送されるらしい。少し前に川西で撮影が行われていたとのこと。年末年始は植村花菜をよろしくお願いします。

それでは、くだらない「That's 談」をいつも読んでくれている皆さん、よいお年を!ちなみにドラマのタイトルは『不毛地帯』でした。

10 分 1000 円

高いなあ。思わずうなってしまった。何の値段かというと、愚痴を聞いてもらうために支払う料金である。

「最近は、電話で愚痴を聞く『愚痴聞きビジネス』っていうのが流行ってるねんて。ほんで、料金は 10 分で 1000 円やて」。先週のきらきらアフロで鶴瓶師匠がこんな感じのことを言っていた。本当にそんなビジネスがあるのか。どんなシステムになっているのか。気になったので早速調べてみた。

Google で検索した結果、「[電話相談]「愚痴聞き」ビジネスが人気」(@yomiDr./ヨミドクター)という記事を発見。確かに「愚痴聞きビジネス」なるものが存在し、利用者が増えているという。以下は同記事からの引用。

料金は10分1000円。当初は1本も電話がない日が続いたが、2008年から徐々に利用は伸び、今では延べ3000人に達した。男女25人のスタッフが交代で24時間対応する。

 同倶楽部のセラピストの一人、あさくらゆかりさん(42)は、主婦業のかたわら1日1時間半~6時間程度、自宅に転送されてくる電話を受ける。「9割以上は愚痴です。ばかにされると思って友人には話せないのでしょう。最後には『元気をもらった』と喜ばれることも多い」という。

この「電話で愚痴を聞く」サービスを提供しているのは、聞き上手倶楽部という会社らしい。愚痴聞きだけでなく、うつ病専門の電話カウンセリング、子育て育児電話相談、恋愛カウンセリングなど、幅広く電話相談サービスを提供しているとのこと。

確かに、愚痴や不満を誰かに話せばすっきりしたり、ストレスを解消できたりすることは事実だと思う。でも、いくらストレス社会とは言え、こんなビジネスが成立するとはねえ。

「私それやりたい。人の愚痴を聞いて、『そうですよねえ』って相づちうってればええんやろ。それで時給 6,000 円やったらすごくええやん」
どういうわけか、利用者の立場ではなく仕事をする人の立場から妻がこんなことを言う。
「でもなあ、最初はええかもしれんけど、ずっと人の愚痴ばっかり聞いてたら、だんだんいやになってくると思うで。きっと想像以上に大変な仕事やで」と私。

細かいことを言えば、10 分 1,000 円は利用者が会社に支払う金額であり、実際に話を聞く人がもらえる金額はせいぜいその半分くらいだろう。それでも十分魅力的な金額ではあるが、人の愚痴を延々と聞き続けるなんて、私には絶対無理だと思う。

今のところ、お金を払ってまで聞いてもらいたい愚痴は私にはない。これからも「愚痴聞き」サービスのお世話にならなくてもよい、ストレスの少ない生活環境を維持したい。そんなことを感じたちょっと前の出来事でした。

サンタがやってきたのかも

無くしたと思ってあきらめていたものがひょっこり出てきた。探し物は探すのをやめたときに見つかるというけど、探すのをやめてからもう 2 年間も経っていたので、さすがにどこかに忘れてきたか落としたかのどちらかだろう、とあきらめていた。

出てきたものは眼鏡のクリップオン。普通の度付眼鏡に取り付けると簡単にサングラスになるというやつだ。正確には、マグネット式なのでクリップオンとは呼ばないのかもしれないが(マグネットオン?)、細かいことは気にしない。

眼鏡とクリップオン普段は普通の眼鏡として使用

近眼の人間がサングラスをしたいと思った場合、度付のサングラスを作るか、コンタクトレンズを装着してサングラスをかけるか、通常の眼鏡にサングラスのクリップオンを付けるしかない。この眼鏡はクリップオンが付いているという理由で購入した。だから、無くしたと思っていたサングラスのクリップオンが出てきたのはすごく得をした気分だ。

クリップオンを取り付けた状態クリップオンを取り付けると簡単にサングラスに

探し物はとんでもないところで見つかることが多いが、このクリップオンは普段からよく目にしていた眼鏡ケースに入っていた。特にそれを探すでもなく何気なく開けたら入ってのだ。きっと神様が、「その眼鏡ケース開けてみろ」ってつぶやいてくれたんだと思う。いや、今日はクリスマスだから、サンタクロースのプレゼントかもしれない。どっちにしても、今日は小さなハッピーを感じた 1 日でした。

ゴールデンスランバーとアビイロード

昨夜、録画しておいた『ゴールデンスランバー』をようやく見ることができた。伊坂 幸太郎原作の『ゴールデンスランバー』が公開されたとき、すごく興味があり絶対に見たいと思っていた。ビートルズに同名の曲があったからだ(アルバム「アビイロード」に収録)。

実際に『ゴールデンスランバー』というタイトルはビートルズの曲(Golden Slumbers@ YouTube)から取られたもので、挿入歌として何度も流れていた。映画の内容ともよく合っていたと思う。

ごく簡単にストーリーを紹介しておく。仙台市で金田首相の凱旋パレードが盛大に行われる日、主人公の青柳雅春(堺雅人)は旧友の森田森吾と再会していた。そして、パレード中、首相が乗った車が爆発し首相は死亡する。青柳はどういうわけかその犯人に仕立て上げられ、警察に追われ大逃亡を繰り広げる。

奇想天外なストーリー展開と予想外の結末で最後まで飽きることなく楽しく見られた。総理大臣の殺人犯に仕立て上げられるなんてことは現実的にはありえないと思う。しかし、もっと小さい事件だったら、得体の知れない権力によって無実の人が犯人にされてしまうなんてことは実際に起こっているのかもしれない。それにしても、堺雅人という俳優は何とも言えない味がある。ちょっと他に類を見ないタイプの俳優である(わが家では、堺さんのことを「笑い顔の人」と呼んでいる)。

アビイロードと言えば、ロンドンのアビイロードスタジオ前にある横断歩道が「歴史遺産」に指定されたらしい(アビイ・ロードの横断歩道が歴史遺産に@YOMIURI ONLINE)。その記念に、今日は『ゴールデンスランバー』が収録されたアビイロードを久しぶりに聴いてみることにする。

メリークリスマス!

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『フリーター、家を買う。』の最終回は絵に描いたようなハッピーエンド

嵐の二宮君が主演のフジテレビのドラマ『フリーター、家を買う』が昨夜最終回を迎えた。

二宮君演じるフリーター武誠治は本当に家を買うのか。本当に買うならどんな家を買うのか。それが気になって気になって仕方がなかったのだが、最終的には親子二世代ローンという形で一応家を買うことができてほっとした。

最終回で、誠治は予想どおりに大悦土木に就職し、どうにか家を買うことができ、恋も成就し、あらゆる問題が解決して家族に幸せが訪れるという、絵に描いたようなハッピーエンドだった。最近のドラマは、予想を覆すようなどんでん返しがあったり、ハッピーなのかアンハッピーなのかよくわからない終わり方をしたり、いまひとつすっきりしないエンディングのものが多い中、こういうエンディングは幸せな気分になる。架空の話なのに、自分のことのように嬉しくなったりする。めでたしめでたしでした。そして、二宮君はやっぱり何かを持っていると再認識。

子どものころ、数々の苦難を乗り越えて家族に幸せが訪れるというパターンのドラマの最終回を見ると、その家族が幸せに日常生活を送っている様子をもっともっと長く、できれば一話分見たいと思ったものである。

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